「あないみじ」
平安の心を学ぶ県立菅原高校平安部員の5名。平尾安以加、平安部長で平安時代が大好き。牧原 栞、赤染衛門似。大日向大貴、中学まではサッカー部、蹴鞠で実力発揮。明石すみれ、元百人一首部の幽霊部員。光吉幸太郎、元物理部、イケメンで女性にとてもモテる。
例えば、学校の文化祭の催しでの進行状況がリアルで楽しく伝わってきたことなど、わりと軽いノリで面白く読める青春小説だ。
平安部メンバー全員で協力して成し遂げたある結果は素晴らしい。
それに至るまでの経過が青春だ。
この小説を読んでよかったところだと思う。
歴史上ではあまり馴染みの少ない平安時代に興味が湧いてくる。
自分が通っている高校にこんな部があったならば入部するかもしれない。
うろこぐまさん、安以加ちゃんの祖父なども含めて、登場人物のキャラそれぞれ個性があって今後の展開が楽しみだ。
232P
「平安時代に意識を向けることで、令和を生きる自分たちの心を知る。そんな部なのかもしれない」
<目次>
平安部って、何やるの?
俺たち初期メンじゃん
それじゃ、また来週
受けて立ちます
きっとうまくいくよ
それいけ!平安部
宮島未奈さん
1983年静岡県富士市生まれ。京都大学文学部卒業。2021年「ありがとう西武大津店」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞などトリプル受賞。同作を含むデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』は、坪田譲治文学賞、2024年本屋大賞など多数受賞。他の著書に『成瀬は信じた道をいく』『婚活マエストロ』
