コロナ後遺症の有無は見た目では判断できません。
「なんとなくだるい」「動けないほどツライ日がある」「頭が重い」「集中力が続かない」「息がしづらい」「動悸がする」、病院でいろいろと検査しても「異常なし」と言われるが、いつまで経ってもスッキリしない。
光と影なのかもしれません。
ワクチンを接種する意味や効果はあります。
コロナウイルスワクチン接種後に原因不明の体調不良を起こされた方や罹患した後にコロナ後遺症と判断されてからも生活に困難を抱えておられる方が国内に多くいらっしゃることをまずは知っておきたいと。
ちなみに、最も多く見られた臨床症状の紹介は、気分症状や倦怠感、睡眠障害などでした。
これから将来にわたっていろいろな症例の検証や事実の判明などによって、明らかになってくるものやことがあるものなのでしょうか。
22P 長期にわたり残ることもある後遺症
コロナ後遺症では、「入浴すると一日寝込む、一時間散歩した翌日から3日間ほぼ寝たきりになった、ドライヤーを持っていられない、かぼちゃを切ろうと力を入れたらだるくなって一日寝込んだ、体のあちこちが痛むのに検査で異常が出ない、CTで異常がないのに家の階段を登るだけで息が切れる、小走りをしただけで一週間足が痛い」といった症状が良く見られます。精神疾患を疑いたくなる。筋痛性脳脊髄炎や慢性疲労症候群と酷似した症状である。
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患者さんにはあとどれくらいで治ることが多いのですかとよく聞かれますが、何とか絶望させないように言葉を選びながら「数ヶ月で改善することが多いです」などといった説明するのが精一杯というところです。特に症状が重い患者さんの場合は、治療の当面の目標は「生活が楽にできるように、できれば仕事ができるところまで症状を「改善」させる」ということになります。もちろん、完全に寝たきりの方であっても、仕事ができるところまで改善することは充分にあるため、希望を失う必要はありません。
<目次>
はじめに
第1章 新型コロナ後遺症とは何なのか?
第2章 日常生活を脅かすコロナ後遺症
第3章 なぜ多様な後遺症に繋がるのか?
第4章 コロナ後遺症の検査
第5章 コロナ後遺症にどう向き合うか?
第6章 期待できる漢方・東洋医学の効果
第7章 臨床経験から気付いた膵臓との関連
第8章 コロナ後遺症に似ているワクチン接種後症候群
第9章 セルフケアの重要性
おわりに
参考文献
平畑光一さん
医師。山形大学医学部卒業。東邦大学大橋病院消化器内科で大腸カメラ挿入時の疼痛、胃酸逆流に伴う症状などについて研究。胃腸疾患のほか、膵炎など、消化器全般の診療にたずさわった。2008年7月よりヒラハタクリニック院長。2020年からコロナ後遺症の専門外来を設置し、これまでに四千人以上の患者を診察している
