認知バイアス、例えば、自分の考えや意見が正しくて否定的な証拠には目を向けないなどの思い込みがあるようです。
36P 認知バイアスとは思い込みである。
「情報を処理するときに判断や記憶が合理的にできないために、ゆがんでしまう現象」
物事を客観視できるか、多面的に見ることができるか、論理的な思考ができるか、短期ではなく長期的な視点が持てるかなどが対応するために必要だとわかりました。
291P 認知バイアスとの、うまいお付き合いの仕方
・自分の偏見を知る
・すぐに決めない 時間があるときはよく考えて決める
・別の視点や反対の立場について考えてみる 都合の良い判断をしていないか立ち止まる
・あまり少ない事例だけで判断しない 他の考え方はないのかと反芻してみる
・他者の意見も聞いてみる 自分一人で判断しない
・直感を過信しない 少し立ち止まってみる
・批判的思考の視点を持つ 根拠を重視する。
認知バイアスについては、例えば、ハロー効果、ダニング・クルーガー効果、正常性バイアス、初頭効果、親近性効果、メタ認知、サンクスコスト、自己効力感、認知的不協和論等、
常日ごろ日ごろ聞いたことがある言葉や身近な事例を取り上げながら網羅的にとりまとめられわかりやすく説明されていました。
人は、いろいろな思い込みを持って突き動かされていることを知ることができたことがよかったと思います。
<目次>
PROLOGUE 世界は認知バイアスが動かしている
INTRODUCTION 認知バイアスの「キホン」と「本書での学び方」
1 思考のクセ 「思考のクセ」が思い込みを引き起こす
2 心 「心の状態」が思い込みを引き起こす
3 人 「周りの人」が思い込みを引き起こす
4 情報・モノ 「周りの情報・モノ」が思い込みを引き起こす
EPILOGUE 認知バイアスとうまく付き合うために
おわりに
参考文献
栗山直子さん
東京科学大学リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院講師。専門は認知心理学、教育心理学、教育工学。青山学院大学文学部教育学科卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科人間行動システム専攻修士課程、同大学大学院同研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員PDを経て、東京工業大学大学院社会理工学研究科人間行動システム専攻助手。その後、同大学同研究科助教、改組により同大学リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院助教、講師を経て、現職。2016年文部大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)受賞。認知バイアスも含む人間の柔軟な思考、主に推論・問題解決に関心があり人の思考に関する研究に従事。現在は論理的思考を育成するための研究を進めている。日本心理学会、認知科学会等会員。日本認知科学会をはじめ、海外の Cognitive Science関連の学会で発表を多数行っている
【No1871】世界は認知バイアスが動かしている 情報社会を生きぬく武器と教養 栗山直子 SBクリエイティブ(2025/03)
