【No1842】僕には鳥の言葉がわかる 鈴木俊貴 小学館(2025/01) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
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一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

好きなことを突き詰めていくとこうなるのか!

世紀の大発見と確信して言える。

「シジュウカラのことが好きでもっと知りたい」、自律的にこれをやりたいと決めて、誰も歩いたことのない道を主体的に歩いて物凄い発見をしたことがよくわかる。

「動物は言葉を持たない」人間の思い込みや常識をひっくり返した、動物は人間のようにしゃべらないアリストテレスの二千年以上にわたる史上最大の誤解を解く。

 

シジュウカラという鳥が言葉を発していることを確認し、国内外に研究成果が広く認められた動物言語学分野の先駆者本。

 

「僕は信じている。動物たちの会話を理解し、彼らの世界を知った時、僕たちは毎日はもっと豊かで素晴らしいものに変わるはずだ。そして、その未来に向かって、僕の挑戦はまだまだ続くのである。鳥たちとともに」

 

二次元コードを読み取ってから聞くと、それぞれ違う音だとなんとか確認することができた。読後に鳥の鳴き声が聞けるなんて。なんともラッキーだ。

259P 特別付録「シジュウカラの鳴き声を聞いてみよう」

ピーツピ・ヂヂヂヂ「警戒して・集まれ」、ヂヂヂヂ「集まれ」、ジャージャー「ヘビという意味」、ヒヒヒ「空にタカを見つけた時の声」、ツツピーツツピ―「縄張り宣言」等。

 

日本人が外国語を理解することができるようにして、鳥語もわかるようになれば、さぞかし毎日が楽しかろうかな。

230P

単語に文、そしてジェスチャー。鳥と人の祖先はおよそ3億年前に別々の進化の道を歩みだしたと考えられているが、それでも多様なコミュニケーションが進化していることが分かってきた。人間だけの言葉を持つというのがどれだけかたよった解釈なのかを、シジュウカラたちは教えてくれる。僕たちが動物の研究から学べることは本当にたくさんあると思う。

 

 

子どもに読み聞かせたいほどに啓発される、これは良書!

 

 <目次>

はじめに

鳥たちの世界へ

小鳥が餌場で鳴く理由

救いと拷問のキャベツ

ヒロシ先生の思い出

巣箱をかけた話

都会の住宅事情

繁殖の観察

修士課程の秋と冬

巣箱荒らしの犯人

大発見!ヒナの力

パースの思い出

動物の博士

実家の巣箱

ヒナ救出大作戦

井の中の蛙

シジュウカラに言葉はあるのか?

「ジャージャー」はヘビ!

シジュウカラは文を作る

ルー語による文法の証明

「ぼく・ドラえもん」実験

翼のジェスチャー

カエル人間救出作戦

おわりに 

シジュウカラの鳴き声を聞いてみよう

参考文献

 

 

鈴木俊貴さん

東京大学准教授。動物言語学者。1983年東京都生まれ。日本学術振興会特別研究員SPD、京都大学白眉センター特定助教などを経て現職。文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、日本生態学会宮地賞、日本動物行動学会賞、World OMOSIROI Awardなど受賞多数。シジュウカラに言語能力を発見し、動物たちの言葉を解き明かす新しい学問、「動物言語学」を創設。愛犬の名前はくーちゃん。本書が初の単著