【No1745】読んだら勉強したくなる東大生の学び方 西岡壱誠 笠間書院(2024/11) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

「なぜ勉強をしなければならないのか」は、学生時代からこれまでにかけて究極の問題のように考えています。また曖昧ではっきりとしたことでなかなか答えられない質問です。

 

勉強をする意味について考え子供から大人まで幅広く納得できるような回答を取り揃えています。疑問が少し解消することができて相手に回答するためのヒントが得られると思います。

 

7P 知識があるかないかで、人生の楽しさは変わってくる

 

194P

人間は悩む生き物であり、どんな選択をしたとしても悩みは尽きません。その悩みと向き合うために「考える」訓練が必要なのです。そのための練習として「勉強」が必要だと言えるのではないでしょうか。「考える」という行為をしていくのが「勉強」なのですから、「なんで勉強しなければならないか?」ということに対しても、向き合って考える必要があるのだと思います。「なんで勉強しなければならないか?」という問いは健全で、大切なものだと言えるのではないでしょうか。

 

・国語 事実と意見を切り分ける思考を身に着けて頭のなかを整理できる、相手の気持ちや相手の話を読み取ることができる。

・英語 日本語をよりよく理解するために役立つ、言語とはその国の文化を表したものであり言語を理解することでその国の価値観が見えてくる

・算数・数学 人生での大事なことは数字や計算式で表せる、優先順位を考えたり自分が取り組むべきことがわかる、数を理解することで世の中のことも理解できるようになる

・理科 すべてのことには理由があり、世の中のいろんなものの理由を考えることができる

・社会 過去の出来事をこれからの将来に活かすことができる、今起こっている問題の解決策を探る、なぜそうなったのか理論的に考えることができる

・探求 正解や答えのない問いを考えるための武器が得られる、人間は悩む生き物であり悩まなければならないため勉強をしなければならない

 

 

<目次>

はじめに

第1章 国語 論理的思考と表現力の向上

第2章 英語 言語運用能力と概念理解

第3章 算数・数学 分解思考能力と先読み力

第4章 理科 因果関係の理解と分析力

第5章 社会 現代社会の理解と遡り力

第6章 探究 思考力と探究力

おわりに

 

 

西岡壱誠さん

東大生、株式会社カルペ・ディエム代表、日曜劇場「ドラゴン桜」監修。1996年生まれ。偏差値35から東大を目指し、3年目に合格を果たす。在学中の2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立、代表に就任。全国の高校で「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施し、高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。テレビ番組「100%!アピールちゃん」(TBS系)では、タレントの小倉優子氏の早稲田大学受験をサポート。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営し、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている