【No1682】死の壁 死ぬときに幸福な人 和田秀樹 かや書房 (2024/08) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

 

 

嫌なことから逃げる、人の言うことを~かもしれないと考える。誰かと比べるのをやめる、2分割思考ではなくあれもこれも思考を、人は人自分は自分と考える、先が長くなくても長期的な視点を持つ、満点を目指さない合格点主義思考を、メディアや権威の言うことを無条件に信じない」など、

老年期だけでなくいろいろな立場で生きている人に対して、現代のいろいろなストレスとうまく付き合うためのメンタルヘルスにも役立つ内容がありました。

 

「マインドフルネス」

あれこれ考えるよりも、今に集中するのです。今という時間はいましかないのです。

例えば、ライブとかイベントに参加していれば、参加している間はそれだけ集中して楽しむことです。

そうしていれば結果的に充実した楽しい日々を過ごせることになります。

56P 常に今に集中する

過去、起きたことをクヨクヨして、不安を払拭するためにお酒を飲むみたいな人もいます。どうすればいいか。

まずひとつは、過去のことは考えず、常に今を考えることです。先のことで勝手な想像をしないことです。遊びでも仕事でも、目の前のことに全力集中して、前のことは考えず、後のことは後に考える習慣をつけることです。

前のことを考えないと、現在のことに集中できます。なにかをやると必ず結果が出ます。結果が出るので、その結果に対応するしかないと考えるのです。

結果が出る前にクヨクヨと悩むのは、まったく意味がありません。常に“今”を考えるのです。

わからない未来のことを予測してやらないより、悩む前に動いて結果が出てから悩んだ方がいい。結果が出ているので改善点はかなり明確だし、無駄に悩まなくてもいいわけです。

成功するか失敗するか、やってみないとわかりません。結果や起こってしまったことは、「もう、しょうがない」と割り切りましょう。

割り切る理由は、どんなに悩んでも過去は変えられないからです。過去に起こったことはすべて受け入れ、常にそこから新たにスタートする。これが前向きという感情です。

 

「後悔先に立たず」

そのときにやるかやらないかであとの差がつきます。

やろうと思ったらすぐに今日から行動するのです。

何歳になっても決して遅くはありません。

93P 諦めたら確率はゼロのまま

やらなければ確率ゼロ。しかし、やったら成功することもある。だから、どんどんやったほうがいいわけです。

どれほど高齢になっても、遅いなんてことはありません。チャレンジした経験は人生の役に立つし、死ぬときに人生に納得感や幸福感を与えるでしょう。

実際にやる、とりあえずやることは、本当に大切だと肝に銘じておきましょう。日本人はやる前からあれこれ考えて、自分で勝手に答えを出して、実際にやらない人がとにかく多いのです。まわりの否定的な意見に流されて、動けない人がたくさんいます。

しかしながら、そんな人たちの多くは、結局、死ぬ前に後悔することでしょう。

 

 

 <目次>

序章 自分の医療は、自分で決める。(死は運命、残された時間が大切、自分の医療は、自分で決断する ほか)

第1章 自分が死ぬということ。(自分も死ぬことを理解する、日本人は死を理解していない ほか)

第2章 終末期の生き方講座(そうかもしれない思考、“2分割思考”をやめて、“あれもこれも思考”に! ほか)

第3章 幸せに死ぬための思考術(幸せを測る“参照点”という概念、医者が宣告する“余命”が外れる理由 ほか)

第4章 どう死ぬかは、自分で決める!(日本は世界一のがん大国、がんは死ぬまでの計画を立てることができる ほか)

 

 

和田秀樹さん

1960年、大阪府生まれ。精神科医。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、立命館大学生命科学部特任教授