【No1628】女の国会 新川帆立 幻冬舎(2024/04) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

国会議員の朝沼侑子の自殺を論じていた前半を過ぎ、市議会議員の間橋みゆきが国政へ出馬をしていく「地方議員」や「選挙」のところから、それまでの生ぬるい空気感から風向きがしゅっと変わってきたと感じた。

市議会議員や県議会議員などの地方議員の方のなかで、将来において国会議員を目指す可能性を考えておられる人が読むと役に立つのではないかと思った。

魑魅魍魎が住んでいるような場所を垣間見れる表と裏の世界があった。それは、政界を知らない素人には考えられないような取引や言動など面白い展開があったと感じられたからだ。

政治家の世界に蔓延る女性差別から社会全体に蔓延る性差別、性同一性障害に対する偏見にさらされる人たちの苦悩まで、日頃あまり日のあたらない部分を赤裸々に描き出されていた。改善していくための未来につながる傑作だったと思う。

 

 <目次>

第一章 国会

第二章 政治記者

第三章 地方議員

第四章 選挙

 

新川帆立さん

1991年、アメリカ合衆国テキサス州ダラス生まれ、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』でデビュー。ほかの著書に「競争の番人」「先祖探偵」など。