目から鱗が落ちる思いがしました。
一般的に日本で出来る上司は、外資系では出来ない範囲に入るようだ。
これぞ「成長を出し続けるチームをつくる」外資系のやり方だ!
「チームの調和」「一体感」「部下の育成」「モチベーション」など、管理しようとする普通の思考ではなく、それからの脱却を図るための逆転の思考術だ。
国内でしか働いたことがなく、まったく発想が貧困な者にとっては驚くべき内容でした。
このような逆転思考を、普段から活用できるようになろう。
例えば、以下のように。
22P
「プロジェクトの目的は3つであります」ではなく、強固な意志統一のため目的の単一化を図る
27P
時間をかけてビジョンを詳細に説明するのではなく、ビジョンを頭に残るひとことで伝える
52P 「頑張れ!」で思考停止させるのではなく、「工夫しろ!」で脳を動かす
56P 褒めて部下を動かそうとするのではなく、「褒める」と「感謝する」と使い分ける
61P 「君ならできる!」と気合いで励まさず、「君だからできる!」と根拠を示して伝える
70P 難しいか難しくないかと聞くのではなく、チャレンジするのかしないのかと問う
160P 言われた締め切り基準とせず、本当の期待(いますぐに等)を把握する
<目次>
はじめに
1 意思を統一する―「正解」ではなく「問い」の共有が一体感をつくる
2 勇気づける―根拠のない「気合いのやりとり」から卒業せよ
3 成長を支援する―「成果を出すチーム」の人事評価面接は5分で終わる
4 自律心を養う―「一方的なフィードバック」が依存社員をつくる
5 スピード感を醸成する―必死の工夫は「スピード感」からのみ生まれる
6 関係を構築する―部下に勝ち癖をつける上司が信頼を勝ち取る
7 チーム文化をつくる―上司はどんな場面でも「我慢の判断」をしてはならない
おわりに
人材活性ビジネスコーチ/アークス&コーチング代表。日系の証券会社に勤務後、米国系資産運用会社のコンサルティング部門長、執行役COOとして経営に携わる。現在は、講師、ビジネスコーチとして活躍。年間約1500人の成長支援に携わる。日本投資顧問業協会、日本証券アナリスト協会などの業界団体の委員を歴任。「全国・講師オーディション2013」にて3位。大正大学講師。九州大学大学院工学研究科修了
【No1570】外資系エグゼクティブの逆転思考マネジメント 成果を出し続けるチームをつくるための非常識な43のルール 櫻田 毅 ぱる出版(2015/07)