知り合いで運がいいなあと思える人がいます。
それはなぜなのか!それがわかる理由がこの本に書かれていました
運はその人がもともと持っているものではありません。
また、生まれつき決まっているものでもありません。
その人の考え方と行動とパターンによって変わるということです。
考え方や行動パターンを決める脳そのものを運がいい脳にしてしまえばいいのだ、と各種事例を使って丁寧に書かれていました。
運がいい悪いという事実や運がいいと声に出す、夢や目標を紙に書くと叶うという非科学的な事象についても科学的観点に基づいてアプローチされていて、運の良し悪しに対して説得力があった内容でした。
4P 運がいい人には共通した考え方や行動パターンがあるのです。運をよくするための振る舞いがあるのです。運はコントロールできるのです。
「運がよく」なる考え方や行動パターンがあるのなら、自分の脳にその考え方や行動を習慣づけてしまえばあなたも運がよくなるはずです。あなたの脳を運を引き寄せられる脳にしてしまえばいいのです。
「運をよくする」考え方や行動パターン、振る舞いを脳科学的見地からつきとめて、自分の脳を「運のいい脳」にするためのヒントを紹介しています。
運のいい人になるために、三つ取り上げてみます。
◎41P 他人の尺度ではなく、自分の尺度で行動する。他人がどう思うかではなく、自分が心の底から、心地よい、気持ちよいと思える行動をするのです。
◎63P 何かを選択して行動するとき、正しいかどうかで判断するよりも、おもしろさで判断したことのほうがやる気を持って行える
◎85P 運のいい人は早寝早起きする。朝型人間です。心のバランスを整え安心感をもたらすセロトニンが分泌される。良質な睡眠をつくり体の中の活性酵素を分解し抗ウイルス作用を強め体を守り老化を防止に役立つメラトニンが分泌される。
<目次>
新版に寄せて
プロローグ 運のいい人ってどんな人
第1章 運のいい人は世界の中心に自分をすえる(運のいい人はいまの自分を生かす、運のいい人は自分を大切に扱う ほか)
第2章 運のいい人は「自分は運がいい」と決め込む(運のいい人は「自分は運がいい」と思い込む、運のいい人はプラスの自己イメージをもつ ほか)
第3章 運のいい人は他人と「共に生きること」をめざす(運のいい人は他者を思いやる、運のいい人はひとり勝ちしようとしない ほか)
第4章 運のいい人は目標や夢を「自分なりのしあわせのものさし」で決める(運のいい人は具体的な目的をもつ、運のいい人は目的や目標を自分なりの「しあわせのものさし」で測る ほか)
第5章 運のいい人は祈る(運のいい人はポジティブな祈りをする、運のいい人はより多くの人のために祈る、運のいい人は敵のしあわせを祈る、運のいい人は病んでいる人のために祈る)
エピローグ 運のいい人は自分の脳を「運のいい脳」に変える
参考文献
東京都生まれ。脳科学者、医学博士。東日本国際大学特任教授、森美術館理事。2008年東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う。