【No1390】魔女と過ごした七日間 東野圭吾 KADOKAWA(2023/03) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

目的地に運んでくれる自動運転車、AIでの衆人監視システム、国民からいつの間にか集められたDNAによる高度な鑑定捜査や顔認証に使用されるマイナンバーカード(ここでは、IDナンバーカード)など、リアリティ感ある実現しつつある、近未来の日本が描かれていた。

 

監視カメラが多く設置され、AIによる監視システムが強化された日本。

指名手配犯人を捕まえる捜査を行う警察官―特殊技能を使った見当たり捜査のプロだった元刑事月沢克司が何者かによって殺された。

警察でAIに仕事を奪われた克司は、異動を受け入れず退職した。警備会社に転職した後も、何かを追っていたようだった。

 

409P

だがあの不思議な女性のおかげで、陸真は大切なことに気づけた。きっと彼女のいうとおりに違いない。国家が作るのは、国民をコンロールするのに都合のいい法律だけだ。DNAもIDナンバーカードも、国民を管理するツールにすぎない。だからこそ大事なのは、そんなものに振り回されたりせず、困難にぶち当たった時には、自分で考え、道を切り拓かねばならないということだ。頼るのはAIなんかじゃない。自分の頭だ。

だからたぶん、もっと勉強しなきゃいけないだろうなー。

 

最終的には、自分で考えて自分の責任で行動するべき。

 

いつもの東野圭吾さん本のとおり!

期待を裏切らないハラハラドキドキする楽しめるストーリーだった。

 

1958年大阪府生まれ。85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞、13年『夢幻花』で第26回柴田錬三郎賞、14年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞