60歳は、終わった人でも社会からの引退でもなく、第3期(秋期)の真っ最中!
人生100年時代を生きるための提言書『LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン。アンドリュー・スコット、東洋経済新報社、2016)。これにより、教育、勤労、引退という3つのステージの人生モデルが終焉を迎えて、年齢で区切られないマルチステージに、多様な人生に移行し100歳を見据えて生きなければならない心構えが指南された。
ここでの未定年とは、定年を意識し始める50代に注目し、その世代を未定年と名づけたもの。
これまでに、未定年のロールモデルがなかった。これからの50代が先駆者となってロールモデルを作っていかねばならない。
この未定年の生き方を想定して、いち早く実践している人物たちを取り上げていた。
生涯現役で、楽しく生きていければよいのだが。
学びは、ワクワクする心躍る体験に同感。
149P 楽しくなければ定年延長ではない
正社員から契約社員に変わる、給与が下がる、まだ体力がある時期を楽しく周囲と仲良く過ごせるよう、未定年の頃からシミュレーションしておくことをお勧めします。楽しく輝ける、まるでご褒美のような日々を享受すべきです。会社から与えられるのではなく、自分で自分にあげるもの。60歳からの自分にご褒美をあげられるためにいま何が必要か未定年に考えてほしいと思います。
163P 勉強を辛いものと考えないことで、何かが拓ける
「学び直し」「リカレント教育」
学びとは、本来とてもワクワクする心躍る体験であると思います。昨日までできなかったことが、今日できるようになる、今日できなかったことが、明日できるようになるというように、自分の能力が引き出され、可能性が無限に広がっていく、とても尊い体験です。学びとは、大人になって取り組むほうが、社会での経験と紐づけながら捉えることができるので、より理解が深まり心躍る体験となります。
<目次>
はじめに
この本の使い方
第1章 「社会人大学院」を生きる未定年 なぜ未定年時代に「社会人大学院」なのか。(ジャンルA「未来を変えたい未定年」、ジャンルB「勉強好き好き未定年」)
第2章 「会社生活」を生きる未定年(ジャンルC「迷える未定年」、ジャンルD「会社と別れた未定年」 ほか)
第3章 キャリアコンサルタントが提案する「未定年」の生き方(筆者が国家資格キャリアコンサルタントを取得した理由。「雇用の確保」と「就業機会の確保」その違いと向き合おう。 ほか)
第4章 セカンドライフ計画の具体的なヒントを得よう(対談01 幸せなセカンドライフをめざして、未定年期に何を学ぶか。(株式会社ユーキャン ウェプマーケティング部 部長 成田敬一さん)対談02 介護・福祉の現場で、企業経験者のスキルが生かせるのはなぜか?(一般社団法人SSCアソシエイツ代表 介護・福祉事業経営コンサルタント 門脇敏弘さん))
おわりに
博報堂関西支社CMプランナー、ディレクター、コピーライター、博報堂シニアビジネスフォースディレクター。テレビCM・新聞広告・WEB動画制作で活躍する一方、高齢化社会において「シニアの人生をクリエイティブする」ため、キャリアコンサルタント(国家資格)を取得。広告クリエイターと大学講師、シニア研究、地方創生の「四刀流」で活動中
【No1330】未定年図鑑 定年までの生き方コレクション 博報堂シニアビジネスフォース流 三嶋(原)浩子 中央経済社(2023/06)
