【No1329】キーエンス解剖 最強企業のメカニズム 西岡 杏 日経BP(2022/12) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

経営理念 「最小の資本と人で最大の付加価値を上げる」

行動指針 「目標意識、目的意識、問題意識を持って、常に前向きに行動する」

考え方 「誰が言ったかではなく、何を言ったかだ」

 

営業利益率は脅威の55%超、社員の平均年収が2千万円!?

キーエンスは、ゆるブラック企業?

 

リーディングヒッターではなくアベレージヒッターを賞賛する空気、社内での部署を超えた情報共有、顧客が指摘する前に顧客に提案を行う、社内をフラット化にして年次や肩書を意識せず意見を交わせ合い責任を取る体制等々、キーエンスのやり方を真似るのではなく、どうして?なぜ?いかにして?そうなるのかを考えていく。

「キーエンスと同じことをしても、キーエンスにはなれない」

ただ真似るのではなく、もしできるならば、キーエンスの理念や哲学、指針のようなものを自分に置き換えて理解して咀嚼して実践することなのかなと思う。

 

91P 顧客の「欲しい」それでは遅い

キーエンス創業者の滝崎武光氏。

「どういう商品を開発するかを、お客さんから言われて決めているようでは、既に遅いんです。顧客の要望通りのものを作っていても、付加価値は高くならない」

「開発陣は現在の市場の情報を把握したうえで、顧客自身が気づいていないような潜在需要を掘り起こさないとダメです。現在、760人の社員のうち約100人が研究開発に関わっていますが、彼らが他人から依頼された仕事をせず、自分から問題を見つけ、解決方法を探るよう持っていくのが、経営の重要課題だと思っています」

 

あるOBは、「滝崎さんは一人の後継者を育てたというよりも、意思決定を仕組み化した。誰がどのポジションでも同じ最適な意思決定ができる仕組みを整えた」と指摘する。

 

 <目次>

はじめに

プロローグ 語りかける化石たち

第1章 顧客を驚かせる会社

第2章 営業部隊が「先回り」できるわけ

第3章 期待を超え続ける商品部隊

第4章 「理詰め」を貫く社風と規律

第5章 仕組みの裏に「人」あり

第6章 海外と新規で次の成長へ

第7章 「キーエンスイズム」の伝道師たち

おわりに

 

山形県酒田市生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。日経ビジネス記者。電機・IT・通信を中心に取材する。