【No1320】殺戮の狂詩曲 御子柴礼司シリーズ 中山七里 講談社(2023/03) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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少年時代に犯した罪によって死体配達人と呼ばれる御子柴弁護士。

高級老人ホームで凶悪な殺人事件が起きた。思わず息をのみ寒気がするくらいにリアルな殺人描写は恐ろしかった。

九人を殺めた介護士忍野忠泰の国選弁護人として御子柴が名乗り出た。なぜ御子柴はこの事件に関わってきたのか。忍野は、警察の逮捕後にも反省の色がなく、社会のためと嘯き大きく歪んだ正義を主張していた。

今回は、どうしても極刑は避けられないだろうが、御子柴がどんな便法で弁護対応するのかが見物だった。

御子柴の過去といっしょに、弁護理由が明らかに少しずつ露わになってきたのは、流石!中山七里さんらしい終わり方だった。

 

 <目次>

非道の被疑者

邪悪の弁護人

悲嘆の遺族

それぞれの十字架

エピローグ

 

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー