そもそも、メタバースって何なのか?
「コミュニケーションできる仮想空間」のことです。
具体的イメージとしては、細田守監督の「竜とそばかすの姫」で女子高校生がバーチャル空間で人気のアーティストになった事例、任天堂ゲーム「どうぶつの森」で、他の人と会話をしたり、物を取引したりすることがあげられます。
また、アメーバピグでは、会話をしたりコインを集めて服や装飾、部屋などをグレードアップしたこともありました。
さらに、実空間の現実と全く区別のつかないような仮想空間の中で暮らす映画「マトリックス」の主人公ネオの活躍がメタバースとしての代表的な例ではないでしょうか。
ITや経済の専門用語が飛び交っていて了解不能な部分が少なくなかった。
第7章の社外学習や自己啓発を行っていない知的好奇心の低い日本から生涯学習への変化、デフレマインドからの早期脱却とデマンドプル・インフレによる好況へ等の主張に賛同します。
日本には、メタバースに相応しい世界に大人気の「ドラえもん」や「キティちゃん」の漫画やアニメなどのキャラコンテンツがあります。
また、世界に冠たる「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」など高解像度のゲームを作れる能力があります。
早くデフレマインドを捨て、メタバースの分野で世界を席巻できる余地があるという主張に希望的観測を含めて、日本経済が発展する未来があると思いたい。
<目次>
はじめに
1章 メタバースとは何か?
2章 この世界はスマート社会とメタバースに分岐する
3章 純粋デジタル経済圏の誕生
4章 メタバースとお金の未来
5章 資本主義はどう変わるか?
6章 人類が身体を捨て去る日―メタバースの先にある未来
7章 日本をメタバース先進国にするにはどうしたらよいか?
おわりに
駒澤大学経済学部准教授、慶應義塾大学SFC研究所上席所員。博士(経済学)。2011年に早稲田大学大学院経済学研究科で博士号を取得。早稲田大学政治経済学部助教、駒澤大学経済学部講師を経て、2017年より同大学准教授。専門はマクロ経済学。特に経済成長理論、貨幣経済理論について研究している。
著書に『純粋機械化経済 頭脳資本主義と日本の没落』『ヘリコプターマネー』(ともに日本経済新聞社)、『「現金給付」の経済学』(NHK出版新書)、『人工知能と経済の未来』(文春新書)、『AI時代の新ベーシックインカム論』(光文社新書)、『MMT 現代貨幣理論とは何か』(講談社メチエ)など。
