【No1161】マスカレード・ゲーム 東野圭吾 集英社(2022/04) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

224P 

「でも、ホテルマンにはホテルマンの姿勢というものがございます」

「ホテルマンの姿勢?」梓は得心のいかない顔を傾けた。「どういうもの?」

「ホテルを訪れるお客様は、皆さん仮面を被っておられます。その仮面を守るのが私たちの務めだと思っています。それは同時に、仮面の下の顔を信じることでもあります。たとえ警察が容疑者だと断定したとしても、私たちはその方に対して、犯人ではないという前提で接しなければならないと考えています。それがホテルマンの姿勢です」

 

何度でもやっぱりこのシリーズはわくわくする。

お馴染みのホテル・コルテシア東京。

一度、二度ならずに、何度もおなじホテルで事件が起きるとは!

なんてことかと思う。

またもやホテルを舞台に殺人事件かと潜入捜査となった。

ホテルマンとして威厳を増していた山岸尚美が刑事新田浩介とのコンビで活躍する。

俳優の長澤まさみさんと木村拓哉さんの姿がずっと頭の中に浮かんでいた。

お互いに伊達に経験を積んでいない。

今回、新しく捜査一課女性警部の梓が絡んでよい味を醸し出していた。

 

人を死なせた過去を持つ者が、殺された被害者となった3つの事件。

この捜査をしている中で、彼ら被害者たちを憎む過去の事件の遺族関係者がこのホテル・コルテシア東京に偶然!?宿泊することが判明したのだった。

これから何かが起こる!

きっと何かが起きる予感がするのだった。

 

東野圭吾さんは、これから何かが起こる予感がするように、物語を段階を経ながら徐々に進行していくのが上手な作家さんです。
こういう状態になると途中で止めれなくなります。
これも最後まで一気読みでした。
また大きな画面でキムタクや長澤まさみさんを見ることになろうかと思います。

 

1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部卒業。85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞と第6回本格ミステリ大賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞、13年『夢幻花』で第26回柴田錬三郎賞、14年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。19年に第1回野間出版文化賞を受賞。『分身』『白夜行』『幻夜』『黒笑小説』『マスカレード・ホテル』『マスカレード・イブ』『マスカレード・ナイト』『白鳥とコウモリ』『透明な螺旋』など著書多数.。