「責任と挑戦と幸せ」
愛と勇気と希望を与えてくれる、周りを奮い立たせてくれる彼のことばに出合いたくて。
EV、水素エンジン、ウーブン・シティ等々、グレート・リセット100年に一度の大改革の中、進化しているトヨタ自動車。
題名通り豊田章男さんの重責を担う覚悟が伝わってきました。
203P
章男とトヨタの未来を語る際、思い出される言葉がある。
(中略)
章男自身、トヨタのトップとは、「トヨタの過去、現在、未来に対して責任を持つことだ」と発言するようになった。
209P
章男はまた、前出の21年の株主総会の席上、こう語っている。
「現在の仕事をしている人たちは、未来の仕事をするための体力をつくり続けています。過去の仕事をしている人たちは、よくないことを未来に持ち越さないために改善を続けています。未来の仕事をしている人たちは、現在と過去の仕事で生み出した体力を使い、解答がない中で、失敗をしながら、挑戦し続けています」
222P
実際、台数だけを追い求めた過去は間違いだったと思っています。私たちが量産したいのは「幸せ」なんです。
我々はどこに向かっているのか?
大企業の動向を鑑みながら、自分に置き換えて考えてみれば。
何をしたいのか、どうしたいのか、どこに向かいたいのか、向かっているのか。
途中で立ち止まって人生の羅針盤の方向性を確認してみることを。
時々修正することもよいのではないかと思いました。
<目次>
はじめに
序章 道―あえて困難を選ぶ
第1章 EV―なぜ、今だったのか
第2章 「モリゾウ」―最終センサーの顔
第3章 革新―クルマを劇的に鍛える
第4章 ソフトウェア―ウーブン・シティをつくる
第5章 水素―脱炭素に挑む
終章 時間―50年後の評価でいい
経済ジャーナリスト。愛知県名古屋市生まれ。経済、経営など幅広いテーマを手掛けるジャーナリスト。鋭い着眼点と柔軟な発想が持ち味。長年の取材経験に裏打ちされた企業論、組織論、人材論には定評がある。著書は60冊を超える。
著書に「ソニーの法則」「トヨタの方式」「本田宗一郎と「昭和の男」たち」など。
【No1110】豊田章男の覚悟 自動車産業グレート・リセットの先に 片山 修 朝日新聞出版(2022/05)
