過去に戻ることができる不思議な喫茶店「フニクリフニクラ」。
シリーズの第四冊目となっても、心にじわっと染み入って心を温かくすることができる内容は変わらない。
「過去は変えられない」、
「現実の結果も変わらない」
過去に戻っても今は変えられない。
それでも過去に戻った人は満足して幸せになれるのだ。
・大事なことを伝えていなかった夫の話
・愛犬にさよならが言えなかった女の話
・プロポーズの返事ができなかった女の話
・父を追い返してしまった娘の話
各人の気持ちの持ちようひとつで、自分のこれからを変えることができるというのは、先日参加した読書会「砂の女 安部公房」で学んだ内容と同じような普遍性のある考え方だと思った。
伝えることができなかったことを今になって大変後悔している。
だから、過去に戻ってその人に伝えることとしたい、伝えることができるという仕組みがある。
これは、伝えたい人の全くの自己満足ではないのか。タイムマシーンを発明しないとあり得ないなどとダメ出しをしながら。
このように後悔しないように、毎日イキイキとワクワクして生きていくことができるよう、今を精一杯生きてゆきたい。
<目次>
プロローグ
愛犬にさよならが言えなかった女の話
プロポーズの返事ができなかった女の話
父を追い返してしまった娘の話
大阪府茨木市出身。1971年生まれ。小説家・脚本家・演出家。舞台『コーヒーが冷めないうちに』第10回杉並演劇祭演劇大賞受賞。同作小説は、2017年本屋大賞にノミネートされ、2018年に映画化。川口プロヂュース代表として、舞台、YouTubeで活躍中
