細川護熙さんは、第79代内閣総理大臣です。
ご先祖には、細川藤孝(幽齋)や細川忠興などの名将や細川ガラシャなど戦国時代を生きたつわものたちがいます。
この本には、先ほどの武将たちのほか、織田信長や豊臣秀吉らのエピソードや言葉も出てきます。西郷隆盛などの明治維新に貢献した人々もたくさん出場しています。
細川さんは、座右の銘のひとつとして挙げられていました。
「明日あるまじく候」
明日はないと思って今を生きればいいのだ。
語るに言少なく、善く人に下り、喜怒を色にあらわさず。劉備玄徳
人に挙ぐるには、すべからく退を好むものを挙ぐべし。張詠
人間は負けたら終わりなのではない。やめたら終わりなのだ。リチャード・ニクソン
学問とは古聖人の道を稽古することなり。上杉鷹山
あまりに興あらんとすることは、あいなきものなり。吉田兼好。あまり作為的に面白がらせようとすることは、かえって興ざめする結果を生む。
首相になる人だから見える世界があろうかと思います。
これらの名言、金言の域が圧倒されるほどに凄かったので、意味の理解の領域に達することができません。真意・意義などはぼくのような凡人には全くわかりません。
だから、引用するだけになりましたが、含蓄のある言葉ばかりでした。
<目次>
はじめに
生き方について(明日あるまじく候、腹六分で老いを忘れ、腹四分で神に近づく ほか)
意志について(酣宴爛酔の余といえども、一坐の工夫なければ眠らず、古人刻苦光明必盛大也(古人刻苦 光明必ず盛大なり) ほか)
情について(政を為すの著眼は、情の一字に在り、正道を踏み、国を以て斃るるの精神なくば、外国交際は全かるべからず ほか)
教養について(もし無人島に配流の身になったらどんな書物を携えていくか、教養とは思いやり ほか)
理想について(寄せて在り芙蓉第一峯、その国がどんな法律をもっているかよりは、その国がどんな詩と歌とをもっているかの方が私にすれば重大なことだ ほか)
あとがき
1938年東京都生まれ。上智大学卒。1963年、朝日新聞社入社。記者を経て、1971年、参議院議員。1983年、熊本県知事。1992年、日本新党を結党、同年参議院議員として国政に復帰。翌年、衆議院議員、第79代内閣総理大臣となる。1998年、60歳で政界を引退後、作陶・書・水墨画・油絵・漆芸などを手がけ、アーティストとして活動中。公益財団法人永青文庫理事長、公益財団法人鎮守の森のプロジェクト理事長。
