これでよいと思ったときが終わり。
学び続けることは、終わりのない楽しい旅のようなもの。
学び続けて見えてくるステージ、学び続けないと見えてこないワールドを見てみたいものです。
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教えるということは、教わる側が求めるもの以上のものを提供し、初めて成し遂げられるものだと思います。
そのために、教える側が常にレベルアップしていかなくてはなりません。
読者のみなさんも、そして私も、学び続けなくてはいけないのです。
自己流ではなく体系的に実践されてきた「型」を身につけることで、相手に上手に教えることができます。
ティーチング、トレーニング、コーチングの3つの基本的な教え方を学べる内容です。
ぼくは、人の前で説明することを目的にして、ティーチングについて特に知りたいと思い手に取りました。
教えるということは「設定したゴールに相手を運ぶために、知識、技術を付与し、意識を高めること」です。
知識を付与する教え方のティーチング。技術を付与する教え方のトレーニング。意識を高める教え方のコーチング。
知識と技術の両方が足りないといった状況ならばティーチングとトレーニングの両方を実施することになります。
相手を設定したゴールに到達させる。
教えるとはそういうことです。
ティーチングは、
動機づけ、説明、効果測定の順で話す。
動機づけは、メリット獲得またはデメリット回避トークを話す。
説明の原則は、全体→部分、結論→理由。で説明する。
ひとことで言うと、〇つある(4つまで)結論は5秒以内で、「一番大切なことは」で話す。
ティーチングのテーマは、疑問がわくようなタイトルで表現する。
予備知識の少ない相手には、擬人化した例え話をする。
話し方は、目を見てゆっくり、間を取り、相手と自分との2WAY方式で話をする。
トレーニングのポイントは、動機づけ、やってみせ、説いて聞かせて、させて、ほめて、見届ける。ティーチングの教え方を踏まえる。実務でできるまで、見届ける、その後も見守る。トレーニング環境は、実務に近い環境を構築する等。
コーチングのポイントは、相手から答えを引き出し、自発的に行動するように仕向ける。傾聴は、目を見て聞き、相手のペースで相槌を打つ。相槌は、言葉を返す、要約を返す、気持ちを返す、で深める。質問は、いつ、どこ、誰、何、なぜ、どのように、どれくらい等。
そのほかに、グループの話し合いをサポートして、限られた時間の中で、成果と参加者の満足感を大きくするスキルの司会進行術、ファシリテーションもありました。
<目次>
はじめに
序章 教えるということ
第1章 知識の教え方「ティーチング」
第2章 技術の教え方「トレーニング」
第3章 意識の高め方「コーチング」
第4章 教えるためのサブシステム
第5章 教えるタイプ教わるタイプの相性
おわりに 令和時代に教えるということ
株式会社ヒューマンテック代表取締役。1960年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業。住宅リフォーム会社に就職し、最年少支店長を経て大手人材開発会社に転職。トップ営業マンとして活躍する一方で社員教育のノウハウを習得する。1997年に独立。現在はマネジメント、コミュニケーション研修講師として、階層別教育、プレゼンテーション、話し方などの分野で年間150回以上の講演を行っている。これまで指導してきたビジネスパーソンは4万人超。著書多数
