「花うた」
加害者と被害者家族、糸で繋いだような往復書簡。
被害者家族がここまで心がひろいのか気になったところだが。
圧倒的な構成力で彼らがたどる人生の顛末には圧倒されるばかりだった。
街の中で行き交う人々に、通り過ぎる家々の明かりに、それぞれに窺い知ることのない秘密があった。
仄暗い息苦しさの中に、罪を赦すこと、心を受け入れること、生きる日々を見守り、寄り添い続ける圧倒的な優しさと希望が描かれていた。
<目次>
ネオンテトラ
魔王の帰還
ピクニック
花うた
愛を適量
式日
「雪よ林檎の香のごとく」でデビュー。ほかの著書に「イエスかノーか半分か」など。
