四つの物語と四組の男女、そして四人の人生があった!?
日常にある重度障害者がリアルに描かれていた。
本人は当然のことながらも、介護する立場の家族の苦労を目の当たりにできた。
作者の妻は、この物語に出てくる重度障害の妻と同じような障害を負っているからこそ、実際にはそうだろうというリアリティさが上手く描かれてじわっとこちらの方に伝わってきた。
リアルな凄みと怖さがあった。
障害者という重いテーマを読みやすくして、数々の仕掛けを効かせて最後まで興味深く読ませてくれた。
重度の障害を負った妻を自宅で献身的に介護する夫には、あまりにもズレたような違和感がつきまとっていた。
それはなぜかという思いのままで最後まで読み進めていけた。
終わりまで読み終わって、あっ、しまった、やられたと思う。
またさきに戻って読み返して確認した。
こういう読み方が正しいのかと思った。
