【No.688】息子のトリセツ 黒川伊保子 扶桑社(2020/11) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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出会えた著者を応援し、
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一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

男性脳学を知り尽くした脳科学者が、男性脳の特徴を説明した上で、息子に生きる力をつけさせる、息子を愛のある男にする、息子にやる気を出させる、息子が女性をさりげなくエスコートできるように、黒川さんが息子さんに実際にやってこられた実例を紹介しながら、「母自身が惚れる男子」になる育て方を教えてくれる本だった。

 

主として男性脳型と女性脳型の違いは、

「遠く」を見るか、「近く」を見るか。

「客観」を優先するか、「主観」を優先するか。

 

真似ることは学ぶこと。

義務教育全般の基礎を踏まえ、先人の英知を辿り知ったうえ、ぼくたちは、新たなものの見方を創造していくのだ。

新しいものの見方を手に入れるために、世の中を理解するためにも、自分の専門分野だけでなく、広く社会一般の教養を手に入れて学ぶべきだと思う。

159P なぜ学校に行くのか

ものの見方を手に入れるために、学ぶ。

こう決めておけば、苦手な教科ほど、無視できなくなる。そこに、自分の持っていない「新たなものの見方」があるからだ。挫折も多いほうがいい。ものの見方がさらに深まるからだ。そして、「なぜ、社会に出たら使いもしない微分積分をやらなきゃいけないのか」なんて疑問を持たなくなくても済む。

この目標なら、「苦手」も「挫折」もポジティブな方向となり、迷いがなくなる。学ぶものにとって楽なうえに、万能なのである。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 男性脳を学ぶ(ミニカーに夢中な男の子、「自分」に夢中な女の子、男女の脳は違わない? ほか)

第2章 「生きる力」の育て方(やるかやらないかは、母親が決めていい、子育てに後悔は要らない ほか)

第3章 「愛」の育て方(スキ、アイシテル、愛情貯金 ほか)

第4章 「やる気」の育て方(性格じゃなくて、栄養が悪い、肉食男子に育てよう ほか)

第5章 「エスコート力」の育て方(ことばのエスコート、共感力を身につける適齢期がある ほか)

おわりに 

 

脳科学・人工知能(AI)研究者。1959年、長野県生まれ。奈良女子大学理学部物理学科卒業後、コンピュータ・メーカーにてAI開発に従事。2003年より(株)感性リサーチ代表取締役社長。語感の数値化に成功し、大塚製薬「SoyJoy」など、多くの商品名の感性分析を行う。また男女の脳の「とっさの使い方」の違いを発見し、その研究成果を元にベストセラー『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』(共に講談社)、『娘のトリセツ』(小学館)を発表。