ジャーナリストの池上彰さんが中学校で行った特別授業をもとして構成された内容です。
友人に何を読んだらよいのかと聞かれると、この「君たちはどう生きるか」を含めた「古典」を読めばよいのでは!と言っていました。
過去から現代にまでずっと読み継がれてきている「古典」
ざっくりとしてしかよさを感じていなかったので、古典を読む大切さを池上さんがわかりやすく語ってくれていたので思わずメモりました。
これからも何を読むか迷ったら「古典」ですね。
99-100P「読み方を深めるスキル」
今回は、「君たちはどう生きるか」を読んで感じたこと、考えたことを、みなさんと話しあいました。こうした場を持つと、同じ本を読んでも、一人ひとり読み方が違うことがわかってきます。
ほかの人の意見を聞いて、「え?そんな読み方もあるのか?」という発見や、さまざまな気付きがあったと思います。みんなで一緒に読むことによって、異なる視点や考え方があることを知る。これも非常に大切なことだと思います。
(中略)
すると、最初に読んだときとは違う印象を受けたり、最初はさらっと読み過ごした部分に作者の意図が透けて見えたり、読み方がどんどん深くなる。本というのは、そのようにして読むものです。
(中略)
なぜ、この「君たちはどう生きるか」が八十年間も読み継がれてきたかといえば、いろいろな読み方ができ、読むたびに新たな発見があるから、それだけの深みがあるものだからです。時代が変わっても、読む人の心を動かし、また読みたい、ほかの人にも読んでほしいと思えるような作品だからこそ、「古典」としていまに残っているのです。
(中略)
時代を超えて読み継がれてきた古典は、間違いなく得るものがあり、安心して読むことができます。難解なものもありますが、何を読むか迷ったら、まずは古典を読むのがいいと思います。
<目次>
はじめに いま、君たちに一番に読んでほしい本
第1講 「豊かさ」について(コペル君の名前の秘密、八十年前の中学生はエリートだった ほか)
第2講 「友だち」について(八十年前の日本、本当の友だちとは ほか)
第3講 「歴史」について(誰が仏像をつくったのか、なぜ紛争はなくならないのか ほか)
第4講 「どう生きるか」について(ナポレオンは「偉大」か、「英雄」とは何か ほか)
特別授業を受けて 生徒たちの感想
1950年長野県生まれ。ジャーナリスト。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道記者、キャスターを歴任。94年から11年間、「週刊こどもニュース」でお父さん役を務め、わかりやすい解説で話題になる。2005年に退職後、フリージャーナリストとして活躍。現在、東京工業大学特命教授、名城大学教授などを務める
