【No.516】エースの遺言 久和間拓 双葉社(2018/12) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

学生時代を思い出して目頭が熱くなった。

がむしゃらに頑張ったときがあったからこそ!

いまここに僕がいるんだと確認できた。

 

例えば「約束」

深津高校駅伝部として走る最後の大会。

竹内奨治は、5週間前に左足を肉離れしてしまう。

7区間あって部員ぎりぎりの7人で走らねばならない。

奨治も走らないと出場できない。

顧問の宮島先生が薦めた自己暗示やイメージトレーニングのお陰。

彼はなんとか克服して大会に出る。

しかし痛めた足ではない右足が……。

終わりに衝撃のどんでん返しがあった。

 

心を動かし胸を打つ4編の物語。

ほんの数ページを読んだだけで、

全てを読んでみたくなくような筆力と引き込む力があった。

また彼の作品を読んでみたくなった。

 

 <目次>

エースの遺言

秘密

切られぬジョーカー

約束

 

1990年埼玉県生まれ。2016年「エースの遺言」で第38回小説推理新人賞を受賞