学生時代を思い出して目頭が熱くなった。
がむしゃらに頑張ったときがあったからこそ!
いまここに僕がいるんだと確認できた。
例えば「約束」
深津高校駅伝部として走る最後の大会。
竹内奨治は、5週間前に左足を肉離れしてしまう。
7区間あって部員ぎりぎりの7人で走らねばならない。
奨治も走らないと出場できない。
顧問の宮島先生が薦めた自己暗示やイメージトレーニングのお陰。
彼はなんとか克服して大会に出る。
しかし痛めた足ではない右足が……。
終わりに衝撃のどんでん返しがあった。
心を動かし胸を打つ4編の物語。
ほんの数ページを読んだだけで、
全てを読んでみたくなくような筆力と引き込む力があった。
また彼の作品を読んでみたくなった。
<目次>
エースの遺言
秘密
切られぬジョーカー
約束
1990年埼玉県生まれ。2016年「エースの遺言」で第38回小説推理新人賞を受賞
