【No.498】友情 武者小路実篤 新潮社(2003/06) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

友情のほかに思いつく書名として。

愛情、恋愛、失恋、好意、三角関係、嫉妬、羨望、嫌悪、錯覚……。

でもこの書籍のタイトルは「友情」。

 

友情は、野島と大宮の間であるもの。

大宮と野島は互いに信頼しあっていたから。

お互いに尊敬し合える仲であったから。

大宮は自分が使える手段の同人誌を使って広く知らしめるとともに、野島にありのままの真実を伝えた。

大宮は、野島に対して強く奮起を促した。

いつか頑張って乗り越えてくれるはずだと。

 

愛情は、野島が杉子に対して一方的なもの。

そうわかっているのに杉子はずるい女。

恋愛はお互いの合意があってのもの。

野島の一方的な思いが進行していた。

杉子は気づいていたが。

野島にはまだ経験が足りていなかったから。

失恋後これから経験していけばよい。

恋愛の駆け引きは難しい。

離れていく心には嘘がつけない。

あとに付いてゆきたくなるのが男というものだ。

 

 

1885(明治18)年生まれ。1906(明治39)年学習院卒業。東京帝国大学文科社会科入学。1910(明治43)年雑誌『白樺』を創刊(1923年廃刊)。1920(大正9)年4月、『友情』を刊行(以文社)。1937(昭和12)年芸術院会員となる。1942(昭和17)年5月、文学報国会劇文学部長に就任。1946(昭和21)年3月、勅撰議員に任命される。1976(昭和51)年4月9日、没