【No.485】色の名前で読み解く日本史 中江克己 青春出版社(2003/02) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

巻頭の色見本を見ているだけで楽しくなる。

例えば、紅の八塩、紅梅、鴇色、東雲色、萌葱色、利休茶、江戸紫、菖蒲色、檳榔子黒等々。

 

私たちの先祖は、実に豊かな色彩文化を発展させてきたものだ。

これらの色には、それぞれの物語がある。

廃れることなく現代にまで丁寧に紡いできたものだと感心する。

 

日本の奥ゆかしい伝統色とその歴史の世界を辿る旅。

伝統色にまつわる歴史的な逸話や染材などを知ることができる。

 

伝統色が微妙な色の違いによって多くの種類があるものと知った。

その驚きとともに日本人として生まれてきた嬉しさと有難さを感じた。

 

 

 <目次>

はじめに

春の章―赤、薄赤、黄系の色(赤―農耕民族日本人の太陽信仰、緋―茜で染めた火の色 ほか)

夏の章―緑、青、薄青系の色(緑―草木の生命力を色に託す、萌葱色―若武者、平敦盛の鎧縅 ほか)

秋の章―茶、橙系の色(茶色―茶の伝来とともに生まれた色、橡―大伴家持が好んだ着物 ほか)

冬の章―紫、無彩色系の色(紫―宮廷びとにもてはやされた理由、紫根色―権力を象徴する色 ほか)

 

 

1935年、北海道函館市生まれ。ノンフィクション作家・染織文化研究家。染織文化誌『藍』(青桐社)の編集長を務めて以来、伝統染織の文化史的側面を追い続ける。