【No.448】60歳からヘタれない生き方 人は裸で生まれ、裸で死んでいく 有馬賴底 幻冬舎 | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

「人間はそもそもまったくの空であり、何もない存在である」

人は、本来無一物として生まれてきたという。

あの世に旅立つときにも何ひとつ持っていくことができない。

裸で生まれて裸で死んでいく存在だと。

 

悩みや不安な日々があるのは仕方がない。

価値観や常識が揺らいでいるような不安定な時代であり。

何か目に見えないものにすがりたい気持ちはよくわかる。

 

自分の背中をちょっと押してくれるようなきっかけがほしい。

前に向かって行動するための一歩となれればと思った。

 

特に以下の三点をしっかりと胸に刻んで歩んでいきたい。

 

40P「好事も無きに如かず。順調なときほど気をつけなさい」

順境は逆境に変わる。好事に執着していると、判断や行動を誤る。

調子に乗っていると大ケガをすることがある。好事こそ落とし穴だと思い、さっさと忘れること。

 

51P「余りの生なんか、どこにもありはしません」

人は生きている限り、何歳になろうが現役。「余生」など、ない。

気がついたら、いつの間にか八〇歳を超えていました。いまも早起き、坐禅、掃除、仕事と、動き回っています。

 

135P「足るを知ることで心は満たされる」

欲をなくすことはできないが、欲を少なくすることはできる。小欲知足で生きれば患いなし。

足るを知る人は、たとえ貧困でも心が満たされ、足るを知らない人は裕福であっても苦しみが多い。

 

 <目次>

はじめに

第1章 行動することで逆境を乗り越える(向き合い方を変えればつらい状況も楽になる、両親の離婚で訪れた逆境。天皇陛下の学友から寺の小僧へ ほか)

第2章 主人公として生きれば幸せになれる(「おーい、主人公。しっかりやってるか?」、自由とは自らに由ること。主人公でないと自由になれない ほか)

第3章 煩悩を捨てる勇気を持てば楽になれる(苦しかったり、悩んだりするのは心が何かにとらわれているから、「自分が一番エラい」と思っていませんか? ほか)

第4章 一日一日を丁寧に暮らす生き方(質素な食事が無上の食事に変わる、特別なことは必要ない。日々の暮らしをつつがなく ほか)

 

 

 

1933年、東京生まれ。臨済宗相国寺派第七代管長。鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)の住職も兼任。京都仏教会理事長。八歳で大分県日田市の岳林寺にて得度。京都相国寺の専門道場に入門、修行。現代日本の仏教界を代表する禅僧。著書に「『臨済録』を読む」など。