No.286 カエルの楽園 百田尚樹 新潮社(2016/02) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。




百田さんものを読む機会が多いが、読む人によって好き嫌いがあるかもしれない。





物事をある方向性を持ってはっきり主張するから。





じつはそれを狙っているのかな。





この本は、現状を露骨に風刺したお話だからこそ、今に置きかえて読むことになりました。




たっぷりと皮肉を込めて現在を憂いたお話なので最後まで読んでいてとても辛かったな。








例えば、登場する言葉がどういう意味なのかと自分なりに想像しながら読み進めていくと彼が言いたい意味が理解しやすいのかもしれない。





三戒=憲法第9条や非核三原則


スチームボート=アメリカ 


エンエンの国=韓国 など




憂うべき日本の現状を、皮肉とブラックユーモアたっぷりに仕上げられたファンタジー風の風刺小説。





 <目次>

第一章 3

第二章 86

第三章 165






◎1956年大阪市生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。「永遠の0」で作家デビュー。「海賊とよばれた男」で第10回本屋大賞受賞。







169P

カエルたちはデイブレイクに合わせて「三戒」の教えを口にしました。

一、 カエルを信じろ

二、 カエルと争うな

三、 争うための力を持つな








190P

「君は最高の法である三戒を破棄しようとしているのだぞ」

「たしかにナパージュでは三戒は他の何よりも優先される法です。しかし―それ以上に大切なものがあります。それはナパージュのカエルたちの命です。もし三戒がナパージュのカエルたちの命を危うくする時には、三戒を破るのもやむなしと思います」