17P「老後破産」は対岸の火事ではない。私たちのすぐそばで起きている日常なのだ。
まさにその通り。
老後にもお金がなければ生きていかれないというある意味では当たり前のお話です。
今から蓄えていないと自分もそうなってしまうのではないかと危惧してしまいます。
まじめに働いてきた人たちが老後破産になるような事態に追い込まれていると書かれてあります。
こんな社会はおかしくないかな!
表向きは問題なく暮らしているように見えるが、じつはとてもひどい内情を知ってしまうと、非常に気が重くなって不安が広まるのは当然です。
いつかは一人で暮らすようになり家族間の相互扶助ができずに病気になります。
年金だけでは生活することができなくなり老後破産になるかもしれないという事実を知りました。
なんとも痛ましく厳しい現実を目の当たりにすると、これは他人事ではないことがよくわかります。
まずは現状を知ることかな。
即効的で具体的な解決策はなかなか思い浮かばないが、現状を知って今から自分なりにできることをやるしかない―まずは貯蓄をするなど。
ただ不安を煽るだけでなく、なにかちょっとずつでも各人が行動していかないといけないな。
いつかもっと取り返しがつかなくなるような気がしています。
<目次>
はじめに
序章 「老後破産」の現実
第1章 都市部で急増する独居高齢者の「老後破産」
第2章 夢を持てなくなった高齢者たち
第3章 なぜ「老後破産」に陥るのか―社会保障制度の落とし穴
第4章 地方では見えにくい「老後破産」
第5章 急増する「老後破産」予備軍
終章 拡大再生産される「老後破産」
◎110P
菊池さんに必要なのは、介護サービスの充実だが、その介護費用の負担が生活を追いつめている。しかし、十分に介護を受けるための制度は「生活保護制度」しかないのだ。「老後破産」を未然にくい止めるための制度―たとえば医療や介護の費用の減額や免除など―そういった事前の策をもっと拡充させなければ、「老後破産」の末に生活保護を受ける高齢者が増加し続けることは避けられないと見られている。社会保障費の抑制を前提にしても、「老後破産」に陥らせない制度の構築が待たれるのではないだろうか。
◎226-227P
こうした親子共倒れともいえる新たな「老後破産」が相次いでいる背景に何があるのか―。
そのひとつは、「雇用」という社会を支える土台が揺らぎ、将来に備える余力のない労働者が増えているという構造的な要因があるといえるのかもしれない。さらに、「日本の家族」の形が変わり、互いに支える力(つながり)がうすれてきていることもあろう。社会保障制度がこうした“超高齢社会”の実状に追いついていないこともそれに拍車を掛けているのだろう。
そして今、高齢者を支えるべき世代が脆弱化したことも、「老後破産」を深刻化させかねないという側面に迫る取材を続けている。
「老後破産」がひとり暮らしの高齢者に広がっている現実。そして、それは高齢者だけに起きている現象ではなく、働く世代にも「連鎖」や「共倒れ」の形で現れ始めているとすれば、「老後破産」は将来にわたって、日本社会に負の遺産をもたらしかねない問題だと捉えるべきではなかろうか。
