☆求心力 第三のリーダーシップ 平尾誠二 PHP研究所 (2015/03)☆ | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。




久しぶりに良書に出会うことができました。


このご縁にとても感謝しています。



10P「従来の支配型・強権型でもなく、サーバント型でもない、おのれの求心力をもとに周囲の人間を巻き込んでいく、巻き込み型のリーダーシップ、第三のリーダーシップを発揮するためにはどんな資質を備えなければならないのか」




「平尾誠二」さん。



ラグビー好きにとって、彼の名前を知らないことは、あり得ないくらいのレベルが高い人物。ラグビー界では、まるで神のような存在だとぼくは思います。



同志社大学や神戸製鋼、日本代表、そして日本代表監督等々での活躍をぼくは見て知っています。




日本ラグビー史上、彼の業績なくしてはラグビーのことを語ることができないくらいすごい人です。



現役から退かれたのち、ラグビーの指導者などの経験を踏まえて、大好きなラグビーを大きく俯瞰しておられます。


書かれた文章から客観的に物事を見ておられることがわかりますね。




ぼくは、特に159P「内の求心力を高めたいなら、外で求心力を高めよ」の中で、



「外部の人たちと交流を持つことは、おそらく自分が所属する組織内部での求心力を増すことにつながるはずだ。「組織内で影響力を持ちたいなら、組織外での影響力を高めるべき」(中略)


組織の外で大きな力を持っている人間は、組織内のほかの人間が取って代わることはできない」にとっても共感します。





「熱を伝えよ、リーダーに欠かせない度量、信頼し裁量を与える、異なった発想や考えを取り入れる許容力、大局観を持て、組織の外に出る、専門性を高めよ、美学を持つ、正しい人間にはチャンスを与える」など、


ラグビーなどのスポーツ時だけではなく、仕事やサークル・同好会、町内会、友人とのつきあいなど平生時にも、大いに活用することができる内容が満載。




彼の言う「求心力」のあるリーダーシップを理解して身に着けていきたい。


また、そのようなリーダーになることができるように日々努力していきたい。




 <目次>


はじめに


第1章 「コミュニケーションを多くとればいい」は間違いである(「コミュニケーションを多くとればいい」は本当か?、過度のコミュニケーションは言葉の重みを失わせる ほか)


第2章 緊張感の喪失が組織を弱体化させる(友だち感覚が理想の関係?、上司と部下も友だち関係 ほか)


第3章 強い組織をつくる三つのキーワード+α(テクニカル・スキルとヒューマン・スキル、定量化不可能な部分を見る眼力 ほか)


第4章 求心力が戦闘意欲を呼ぶ(「自分のチームだ」と思えるか、共鳴させて巻き込んでいく ほか)


第5章 求心力は人間力(人物よりも会社名や肩書きが重んじられる日本社会、組織の外に出る ほか)


第6章 神戸復活の陰にあった南ア人の求心力(初の外国人ヘッドコーチ、「ギャリーしかいない」 ほか)


おわりに




★1963年、京都市生まれ。神戸製鋼コベルコスティーラーズゼネラルマネージャー。同志社大学商学部卒業、同大学院総合政策科学研究科博士前期課程修了。

81年、伏見工業高校でラグビー高校選手権大会優勝。

85年、同志社大学で史上初の大学選手権三連覇。

86年、神戸製鋼入社。入社3年目より7年連続日本一。

87、91、95年のワールドカップに三大会連続出場。

89年、日本代表主将としてスコットランドを破り、91年のワールドカップでも初勝利を達成。日本代表キャップは35にのぼる。

97~2000年まで日本代表監督を務め、99年のワールドカップにチームを導く。







42P


情報化社会になればなるほど、コミュニケーションの量ではなく、質にこだわらなければならない。そして、そのためには、相手がいま、どのような心理状態で、何を考えているのか。仕草や雰囲気などを通してそれを見極めたうえで、自分の言葉がもっとも響く距離を探すこと。それが、これからますます大切になっていくはずだ。