☆パリ行ったことないの  山内マリコ CCCメディアハウス(2014/11)☆ | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。



十人の物語が「パリ」でつながっています!



各世代の女性心理をよく理解して書かれてあります!



それぞれの主人公の時代背景を踏まえてうまく描かれています!



一回目ではあまり意味がよくわかりませんでした。



だから、二回読みをしました。



そしたら、「パリ」でつながっている意味がなんとなくわかりました。



もっと楽しみたいから、こののちに三回読みをしてみたい。



ぼくは、この中でなんとなく「雨ばっかり」が好きです。



二十九歳で王子様の出現を待っているこんな気持ちがわからないことはないから。



「わたしはエトランゼ」で、これまでの物語がすべて繋がっているとわかって最終的に面白いな!



<目次>


猫いるし 18

雨ばっかり 1930

一人でも行くわ 3141

大人ですから 4354

彼女を探しに 5566

わたしはアナ 6777

美術少女 7989

恋する女 91101

ラナと愛犬 103113

ワコちゃん 115126

セ・ラ・ヴィ 127148

わたしはエトランゼ 149196



◎1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。京都でのライター生活を経て上京。2008年「女による女のためのR18文学賞」読者賞を受賞。著書に「ここは退屈迎えに来て」など。




119P


自分が慣れ親しんでいた世界とは、随分と変わってしまった。和歌子はときおり、自分を取り巻く世界が、まるっきり知らない星にすり替えられているような感覚に陥る。



186P


その只中は目の前のことしか見えず、深く考える間もなく通り過ぎて行くけれど、あとあと記憶に残り思い出として刻まれる、特別な時間というのがある。


たいていのことは忘れていくけれど、人生の中にぽつりぽつりとそういう特別な時はあって、ふとした瞬間に思い出し、しばし心を奪われる。


毎日は駆け足で明日へ明日へと進むけれど、そういう記憶に残った思い出たちが、飛び石みたいに自分の来し方をしっかりとマークしてくれているのだ。これがあなたなんだよ、と。