ぼくは、この短編集に魅了されてしまい……。
すぐに読み終えることができました。
この小説には、色々な面白い人物が出てきます。
その人にはぞれぞれの人生があり、ぼくが俯瞰して眺めているようなイメージを持ちます。
うまく書けないけれども。喜怒哀楽な人生の縮図がこの本の中に詰まっているように思います。
もし読んだことのない作家さんがいるならこの本を通してその人を知ることができます。
ご縁の無かった人とお知り合いになるチャンスかもしれない!
日本を代表する作家さんらによる読み応えのある短編集!
伊坂幸太郎さん、近藤史恵さん、有川浩さん、佐藤友哉さん、本多孝好さん、道尾秀介さん、米澤穂信さん。
あなたも彼らに魅了されてみられたら……。
<目次>
首折り男の周辺 伊坂幸太郎 9-93
プロトンの中の孤独 近藤史恵 95-150
ストーリー・セラー 有川浩 151-275
玉野五十鈴の誉れ 米澤穂信 277-349
333のテッペン 佐藤友哉 351-451
光の箱 道尾秀介 453-552
ここじゃない場所 本多孝好 553-674
554P ここじゃない場所
今はどんなに大切な時期かを大人たちは私に説く。
高校時代の今、私は見聞きするものは、私が出会う人たちは、私が経験することは、私にとってどれだけ大事なことであるのか、先生も両親も嫌になるほど喋ってみせる。
今という時間を大事にしろ。日々を大切に過ごせ。
そう言われても私にはピンとこない。毎日通う学校や、そこで受ける授業が大事なものにはてんで思えなかったし、そこで会う友人たちや友人たちと交わす言葉がかけがえのないものだとも、正直に言ってしまうのならまったく思えない。
私にとっての毎日は、こなしていくべき退屈なカリキュラムに埋められた時間でしかなかったし、私にとっての今は、いつか将来出会うかもしれない今よりもマシな未来に向かうために消化しなければならない、当ても実りもない時間でしかない。
そう思う私はひねくれているのだろうか?
