「この、もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい。」
例えば、この一文など今の自分の心境でとても共感できる本って、あなたにはありませんか?
それと、自分が一生かかっても出会えない特別な人に出会えたり、過去に置いてきた思い出に触れ合えて感慨深く振り返ることができたりするのって、けっこううれしいんじゃないかな。
自分が一生かかっても読み切れないほどの、まるで「海の中の砂つぶ」のような状況下、
出会えたことができたある本との、貴重なご縁の有難さを最近ものすごく強く感じています。
◎1984年、京都市生まれ。2001年「インストール」により史上最年少17歳で第37回文藝賞を受賞。