あの夜からずっと考えてる
「風香を自由にしてあげることが風香の幸せ」
風香もそれを望んでるのかもしれない・・
『なぁ、優・・たまには風ちゃんも一緒に飯食おうぜっ』
潤からの能天気な誘いだった
「潤・・俺達さ、上手くいってないんだ」
『はっ?!上手くいってないってなんだよ?』
「こんな筈じゃなかったんだけどな・・」
『優・・・俺は優だったから風ちゃんを諦めたんだぜ!なのに、なんでだよ!』
そうだったな・・潤
あの合コンは潤が風香と仲良くなりたくてセッティングしたんだったな
もうすっかり忘れてたよ
あの頃、お前の気持ちを知ってたのに・・
俺は風香への気持ちを止める事が出来なかった
そして風香も俺の気持ちに応えてくれた
潤を傷つけて・・・このザマかよ
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
『潤だけど・・・風ちゃん、久しぶり!どう?飯でも一緒に?』
久しぶりに潤君からの電話だった
仕事を始めてからは初めてだ
〝あはっ、デートしてくれるの?〟
『俺で良ければ喜んで!』
久しぶりに会った潤君は相変わらずの強気と優しさに満ちていた
〝どうしたの~?急に~?〟
『風ちゃんの顔が見たくなった!そんなとこかな?!』
〝そうなんだぁ、、相変わらず嘘が下手だね・・優から何か聞いた?〟
『いや、詳しい事は聞いてない・・ただ、上手くいってないって』
〝ふ~ん・・・潤君、今・・恋してるでしょう?〟
『えっ?!何だよ、唐突に!』
〝幸せそうだもん!いいなぁー!〟
『あの頃は俺がそう思ってたよ・・
合コンの後に会った時はもう優の恋人になってた』
〝でも、私じゃなくて正解だったんだよ、今の潤君は凄く素敵だもん!〟
そうだった・・優と付き合い始めた頃
『風ちゃん、後悔したくないから言っとく!俺、風ちゃんの事が好きなんだ』
〝ごめんなさい、私・・優以外は見えないの〟
あの時、潤君を傷つけた・・それなのに今の私達は・・