シュメール文明では、人の目線を統一する事によって、
物事を多角的に見る試みが為されていました。
北に玄武(黒)
西に白虎(白だけど、本当は百だから赤)
南に朱雀(赤だけど本当は白)
東に青龍(青)
たとえば、壊れた道具を渡された時に
「どんな対策をするか」で、人を大まかに分類しました。
北に、清掃したり、整備したりして直す者
西に、直さないで思い出にする者
南に、叩いて直す者
東に、新しく生み出す者
・・・と分け、
これを「壊れた道具」ではなく「病人」としたならば、
北に、ほぐしたり、ケアしたりする者
西に、安静にさせる者
南に、鍛え直す者
東に、薬を調合する者
と分けて、直し方&治し方を
「中央(五黄)」で、協議したのです。
みんなで考える」けれど、意見をまぜこぜにしないで、
多数決ではなく、協議するのです。