政府の狙いは円の切り捨てだ! | 杉山 召のブログ

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超能力と宇宙人のことを書いています。

日本の経済再生のカギは、如何に安く製品を作って売るかに架かっている。
インフレターゲットとは、最終的に通貨の切り上げを狙っている。
銭が円に成ったみたいにね。政府は円の価値を切り捨てようとしているんだ。

どう云う事かと言うと、
企業が利益を上げる為には、先ず人件費を下げなければ成らない。
そうしないと
利益が出ずに雇用主の儲けが無いので企業が潰れ雇用が喪失するからだ。

しかし、豊かさの象徴である賃金を下げる訳には行かない。
そこで、
発想を逆転させたのがインフレターゲットなのだ。

賃金据え置きで、物価を上げたらどうなる?
・・・その答えは、みんなの賃金が下がったのと同じ事に成るのである。
しかし政府の狙いは賃金を下げるだけには留まらない。

みんなの持っている通貨資産の価値も目減りするのだ。
つまり消費税10%上げると言う事は、
実質みんなの持っているお金の価値を10%下げると言う事なのだ。

どう云う事かと言うと、
帳簿上みんなの「給料が10%下がったと実質同じ」と、言う事なんだよ。
でも、
帳簿上同じでも、実際の企業負担は減っていないから景気対策に成らない。
つまり、
人件費の企業負担はそのままで、物価が上がり消費が更に冷え込む。
だから企業は益々経営不振になり潰れる。
雇用は更に減り、それでもインフレターゲットを続けるから物価が上がる。

円の切捨てとは、通貨の単位の切り上げだ。
つまり政府は円を切り捨てて、円を紙切れにしようとしているのである。
これで日本はインフレ国の仲間入りだ。(輸出が伸びる?)

ただ、この遣り方だと数千万人単位の人間が資産を失って自殺するだろう。
『 IMFの命令は消費税15%だ。』
判らなければ、自分の資産が15%目減りして行く様を想像して見たら良い。
金や有価証券に変えたって一時しのぎにしか成らない。
使う時には通貨に戻し消費税を払うのだから・・・。