蜻蛉のシーツ | [simju]の詩集

[simju]の詩集

紡ぐ言の葉の箱

蜻蛉のシーツ
初出2006年05月23日00:17
暗闇がうなって僕を冷やすから

濡れない煉瓦の上に倒れて蜻蛉のシーツにつつまれる

ちいさな大切なもの
これがないととべないのに

僕は耐えるべき皮膚に使っている

僕は霧のそばにいる

でも濡れない煉瓦の上
濡れない煉瓦の上
つめたい煉瓦の上

みんながもたない蜻蛉のシーツで朝を待つ