脳内麻薬 | [simju]の詩集

[simju]の詩集

紡ぐ言の葉の箱

脳内麻薬
初出1995
011

脳内麻薬 

Lyrics/詩麻

 

たやすいことだ 息をしておればよい

この手は既に使う利がない 使う理もない

じっと黒猫を睨んでおればよい

 

長い長い(それはきみには一時のことだが)眠りの後

きみは波となって現れる

私はきみの海には漂えない

私のなみと打ち消し合いまた長い長い夜がくる

 

繰り返すわけにはいかぬ いつかきみに雪が降るのだから

想いだけその海に浮かべて

私はきみの波が届かない高いところへ逝くしかないのだろうか

 

その前に私の思考を麻痺させて欲しい

あなたならいとたやすい事でしょう