ホムンクルス | [simju]の詩集

[simju]の詩集

紡ぐ言の葉の箱

ホムンクルス
2008年12月01日17:21
018

ホムンクルス

Lyrics/詩麻

 

この寒空のなかでまき散らすため息の煙は

あの少女の空間へ流れていく

次第に希薄になる引力をかんじながら

どす黒い空間が包み込んでゆく

 

まとわりつく幾多のホムンクルスはあの長い髪の女に似ていたり

あの美しい瞳の女に似ていたりしている

捕まえて抱きしめても崩れ落ち

その微笑みを変えることなどない

 

しかしながら食い破られそうなココロの膿は作られた人々にだけ向けられる

 

生まれる 作られた

どちらでもよい 在るのだから

どちらでもよい 消せるのだから

 

白痴な努力家よ 誇りと容器のみで井戸を席巻するのか

おまえの乳房を引き裂いて ひずんだ臓器をみせてみろよ