平成27年度 九州ブロック地域包括・在宅介護支援センター協議会セミナーに参加しました | 佐世保市清水地域包括支援センター
 平成27年11月26~27日(土)に佐賀県「マリトピア」にて開催された平成27年度 九州ブロック地域包括・在宅介護支援センター協議会セミナーにシンポジストとして成冨が参加しました。



最初の発表は、日田市西部地域包括支援センター梶原貴久社会福祉士による「北部豪雨災害からの町づくり」という内容で、豪雨災害をきっかけに、災害時要援護者の見守りネットワークを構築されたとの事でした。

次の、私の発表「地域ケア会議の体系化・情報共有」については、九州内の地域包括支援センターでも、多くの事業所が地域ケア会議の開催について、具体的にどうすれば良いのか解からないという悩みを持つ中、広域支援員の学びを得て、佐世保市内の他8包括に開催方法を共有化したという点は、評価して頂けた様子でした。

発表の様子↓




特に、地域ケア会議の流れをエクセルファイルに一元化し、動画解説を付けた「地域ケア会議セット」は好評の様子でした。


3番目の発表では、玉名市在宅介護支援センター、たいめい苑島崎剛社会福祉士が、社会福祉法人が独自の社会貢献事業を行ったとの事で、「地域福祉推進室(在介)と住民の協働による生活支援システム構築のプロセス」の取り組み発表を行われました。

最後の発表では、いちき串木野市地域包括支援センター久木崎祐一社会福祉士による、「いちき串木野市の地域包括ケアシステムの構築に向けて」という地域ケア会議マニュアル作成委員である中澤伸氏から学びを受け、開催した地域ケア会議についての発表でした。

翌日には、「今こそ求められる地域包括ケアシステム」というテーマで社会福祉法人川崎聖風福祉会の中澤伸氏が講演を行われました。

住民主体で取り組んで頂く為には、危機感を肌で感じてもらう必要があり、具体的な介護給付と保険料の推移を見せる事、また、地域で新たな介護予防等の取り組みを行う場合には、行った結果、自分自身の地域がどのように変わるのか、自分が負担する保険料がどれだけ安くなるのか、目に見える形で住民に示す事が必要であるとのことでした。


最後の講演は、大野木長寿村まちづくり会社の西秋清志社長より「地域資源を活かした高齢者支援訪問事業 ~まちづくり活動~」という講演がありました。

元関西電力株式会社の職員や民生委員支部副会長や社会福祉協議会理事などを経て、住民独自の助け合い活動である大野木長寿村まちづくり会社を設立し、運営を行われている80歳の方のエネルギッシュな講演でした。

①高齢者支援訪問事業
②高齢者ビジネス(有償ボランティア)
③新グループホーム構想
④新たな事業(付き添い送迎、貸し借り農園、認知症予防教室、子供育成)

という事業を、実践し結果を出している活動内容の紹介でした。

非常に具体的で、これからの地域づくりの最先端モデルであると感じました。


今回のセミナーでは、先生方の講演で多くの学びがあると共に、シンポジストとして発表する機会を頂けた事で、多くの方との出会いがありました。

今回の経験を当地域包括支援センターの力にし、佐世保市の地位包括ケアシステム構築の推進を行いたいと思います。


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