大浜公園と堺旧港 | 整えて暮らそう♪

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お部屋と心を整えながらシンプルに暮らすことがライフワーク♡
関西と関東を行ったり来たりしながらプチ旅や季節の花を楽しむ日々です


堺の海まで 車を走らせて…

大浜公園

(散策自由 P200円/2時間〜)


明治12年に 開園した

堺市営としては 最も古い公園


現在は 相撲場武道館も建ち

なかなかに 広い敷地ですが


実はここ 江戸時代末期には 

御台場として 使われた場所で


園内にある 蘇鉄山は 


一等三角点のある

日本一低い山 (標高6.97m)です


また 明治36年には

内国勧業博覧会の堺会場となり


水族館も 建てられました


その後 昭和初期までは 

潮湯や料理旅館も 建ち並び


海水浴場としても 賑わった 

海浜レジャースポット…


その歴史は 興味深いところです



海側には その名残りのように

沢山の松が 植えられています


水族館には 動物園も 

併設されていたそうで


現在も 猿飼育舎だけが 残され


約50匹のアカゲサルが

暮らしています


今は 地域の子ども達も 集う

穏やかな公園と なっていて


砲台が 置かれていた頃の

外堀跡のあたりは


花菖蒲園として 整備され


みずみずしい ハナショウブが 

美しく 咲いていました



アジサイの開花も

はじまっていて 色とりどり



ひょうたん池には ハスの葉が 

元気に育っています



かつては この辺りまで

海だったようです


………


駐車場のところから

高速道路の下をくぐり


500mほど 遊歩道を 歩くと


アメリカデイゴ(海紅豆)の

花咲く 現在の岸壁へ



ここに 建つのが 


旧堺燈台


明治10年に 建てられた


高さ約12m 六角錐形の

日本最古の 木造洋式燈台


可愛らしいデザインですね


昭和43年には 燈台としての

役目を 終えましたが


国の指定史跡となりました


護岸整備に伴い 平成18年頃には 

再修理保存が完了し


堺市のシンボルと なっています


………


燈台と同時期に 整備された


親水プロムナードを 

歩いていくと…



港を 見守るかのように 

立っているのが


龍女神(りゅうじょしん)


明治36年の博覧会で 設置された

乙姫さんの ブロンズ像は


その後も 昭和36年まで

堺水族館のシンボルでした


閉館後 撤去されていましたが

2000年(平成12年)に 復元建設



頭の上に 載せているのは

小さい龍でしょうか…


16mの台座の上に建つ 10mの像は

遠くからでも よく見えます


堺旧港


中世に 南蛮貿易で 栄えたのは

この辺りなのですね


大和川の流路を変える工事で

土砂が流れ込み


港としては 衰退してしまい

埋め立てが 進んだのだそう…


神戸ではなく 堺で

開国が なされていたならば


歴史は 変わっていたでしょうか…



水門の近くに 建つのが


戦国時代に活躍した 堺の貿易商

呂宋助左衛門(るそんすけざえもん)の像


1978年の 大河ドラマ 

黄金の日々の 主役でしたので


放送を 記念して

寄贈されたものだそうです


市民会館内に ありましたが

こちらの整備の際に 移設


手をあげて 出入港する船を 

送迎しているよう…



日が 長くなりましたので


ついつい 遅くまで

散策してしまいますね


公園4つを 約1時間ずつ歩き

まぐろパークや 堺旧港と…


盛り沢山に 欲張った 堺市の

公園散歩の一日に なりました(笑)




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