すずらんの森と室生湖 | 整えて暮らそう♪

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お部屋と心を整えながらシンプルに暮らすことがライフワーク♡
関西と関東を行ったり来たりしながらプチ旅や季節の花を楽しむ日々です

 

梅雨入り前に もう少し散策…と

奈良県宇陀(うだ)

 

標高約812mの 額井岳(大和富士)

北東の山麓に 自生する


スズラン群落が

見頃を 迎えています

 

◆ 向淵(むこうじ)

(散策自由 P数台)

 

 

少し前まで ここが 日本の

スズラン南限地であり

 

天然記念物にも 

指定されているので

(現在は 熊本県が 南限)

 

鳥獣除けの 柵の中

 

更に 遊歩道は 木柵で

囲われ 人も 立入禁止で

 

しっかり 保護されています

 

 

覗き込んで 探すと 

 

大きな葉の陰に

可憐な 白い花を 確認

 

 

傍らの斜面には 君影の石など

巨石が ゴロゴロしています

 

 

額井岳北西の山麓には

もう 1ヶ所の スズラン群落は

 

◆ 都祁吐山(つげはやま)

 

 

5月下旬~6月初旬の

開花シーズンには

 

甘い香りが 辺り一帯に

漂うので このあたり

 

香酔峠(こうずいとうげ)

名付けられています

 

こちらは 近くに 駐車場はなく

 

国道沿いの公民館の辺りから

田畑の間の 細い上りの農道を

 

片道 1kmほどの 徒歩になるので

 

お時間と 体力のある方は 

ぜひ チャレンジを

 

………

 

額井岳の南側へ 周り込んで

 

初瀬(はせ)街道へ 降りていく 途中

東榛原市民農園の横に


広々とした 名もなき公園を 発見

 

 

榛原(はいばら)の 町並みや 

青々とした 山並み

 

室生(むろう)に かかる

山部赤人に ちなんだ 赤人橋

 

近鉄大阪線が通るのも 見える

気持ちの良い 展望スポット

 

………

 

宇陀川の中流部に 位置する

 

◆ 室生ダム

 

 

3門の 赤い ラジアルゲートが

特徴的な 重力式コンクリートダム

 

 

久しぶりに ダムカードも

いただきました(笑)

 

ダム湖(室生湖)にかかる

赤いつり橋が 見えたので

 

サイクリングコースにも

なっている 周回道路を

 

車で 2kmほど 行ってみると 

 

◆ 下山橋

 

老朽化のため 平成28年に

通行止めに なったようで

 

今は 渡れず 残念

 

 

昭和48年竣工の この橋 

耐荷重200kgとのことなので

 

見るからに 危険な 昭和の遺産です

 

………

 

室生湖上流側の

近鉄大阪線の線路近く

 

◆ ふれあい広場

 

駐車場から 5分ほど 歩くと

濡れ地蔵に 出会えます

 

 

鎌倉時代に 作られた

この 地蔵菩薩の前には

 

小川が 流れていて

 

背後の山からも 水が 注がれ

いつも 濡れていたことから

 

そう 呼ばれていたようですが

 

ダム湖が できて 小川も

堰き止められた 現在

 

ダム湖の水量が 多い

冬~初夏は

 

この辺りまでが 湖の一部

澱んだ 岸辺となり

 

湖水に 肩まで 浸かって

文字通りの 濡れ地蔵

 

水量の減る 夏~秋には 

全身のお姿を 現し

 

飛び石通路を 渡って 

近くまで 行けるそうです

 

ダムが できたことで

治水は進み 生活の安全が

 

守られるようになったのと 

引き換えに

 

やはり 自然環境は

大きく 変えられてしまう

 

その境目に お地蔵様が

在り続ける姿は

 

私たちに 何か 啓示を

与えてくれているような

 

そんな 気がする 

不思議な 場所でした

 

 

 

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