人混みを 避け
久しぶりに 滋賀県へ
甲賀市
水口(みなくち)町を
散策してきました
◆ 水口岡山城跡
(散策自由)
豊臣政権が
近江の地域統制のため
中村一氏に 古城山に
築城させた 山城でしたが
関ケ原の合戦の後は
徳川政権に 渡り
たった 15年で
廃城と なったそうです
無料駐車場から
登山道に 入ると
気持ちの良い
ハイキングコース
西追手道の
最短コースで
頂上を 目指します
伝 西の丸跡
天翔の櫓という 展望台や
狭間のある 塀なども
建てられ
雰囲気 ありますね
旧東海道や 城下の
湖南の 市街地を 一望
伝 本丸跡
標高282.9mの 山頂には
この山の 守り神
阿迦之宮
東西の端には
櫓の礎石も 遺りますが
どちらに 天守が
建っていたか 不明との事
想像力で 補います
本丸北側の
山の斜面には
わずかに 遺る
石垣も 確認できます
東追手道を 下り
伝 二の丸跡
伝 三の丸跡 を 歩くと
椿や タンポポなどが
春の訪れを 告げるよう
伝 出丸跡を 見下ろし
鈴鹿峠方面を 展望
帰路は 南斜面伝いに
大手道 経由で
西追手道に 戻り
下山しました
・・・・・
山上から 見えた
水口の城下町も
少し散策
◆ 大岡寺(だいこうじ)
かつては 古城山上に
大伽藍を
有していましたが
築城時に 現在地に
移されたそうです
観音堂や 行者堂
鐘楼 放生池など
境内の建物は
すべて 古くて 趣あり
近江西国33か所
第26番札所
山頂にあった
阿迦之宮は
実は こちらの お寺の
奥の院でも ありました
廃城後の 城下町は
江戸期には
東海道の 宿場町
水口宿として
栄えたそうです
旧東海道を 挟むように
平行に 整備された
紡錘形の 町並みが
特徴的な 三筋町
曳山祭の 山車小屋も
町ごとに 点在していて
風情が ありますね
からくり時計で
お祭りの様子を
知ることが できました
・・・・・
◆ 水口城跡
(入館100円 P無料)
山城廃城後 こちらに
建てられた 水口城は
三代将軍 徳川家光が
上洛の際の 宿館として
使われた 場所です
明治に 入り 廃城となり
その後 石垣や 隅櫓は
他の場所で 使用
現在 本丸跡は 何と
水口高校の
グラウンドです
復元された 隅櫓は
平成3年 開館の 資料館
この日は あいにく
コロナウィルスの 影響で
残念ながら しばらく
休館中でした
屋内施設は どこも
大変ですね
碧水城とも 言われたほど
豊かな 水を たたえ
一度も 枯れたことのない
という お堀は
ほぼ そのままの姿で
遺っていて
周りを ぐるりと 歩けます
・・・・・
最後は・・
◆ 大池寺(だいちじ)
(拝観400円 P無料)
奈良時代に 行基菩薩が
青蓮寺として 開創
鎌倉時代に 禅宗に 改宗
七堂伽藍は 兵火により
仏像を 残して 焼失
現在の 建物は
その後に 再建されたもの
庫裡にて ビデオの解説で
数分間 学んでから
ご住職の 案内で
奥の 書院へ
小堀遠州作の 枯山水
蓬莱庭園が 広がります
さつきの大刈込で
宝船に 乗る 七福神
大波 小波を 表現
初夏の 開花時には
華やぐであろう 庭も
この季節には
貸切状態で ゆっくり
観られます
茶室や 佛母井を
拝見しながら
いよいよ 仏殿へ・・
甲賀三大佛の ひとつ
釈迦如来坐像が
オーラを 放っていました!
甲賀三大佛の
他の ふたつの寺も
過去に 境内までは
訪れて いるのですが
いつも どこかの
散策帰りの
タイミングに なるので
拝観時間を 過ぎていて
擽野寺の
薬師如来坐像も
十楽寺の
阿弥陀如来坐像も
未だ お会いできずに
おりますので
今回 こちらでは 夕刻の
閉門 ぎりぎりでしたが
やっと 会えた~
という 感じで
とっても
嬉しかったです(笑)
約八尺の大仏像を
見上げ
荘厳な 御姿に 癒されて
大満足で 心静かに
帰路に 着きました
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