児島線(瀬戸大橋線普通)宇野線に乗って、見て感じたJR西日本への苦言 | 国道179号線沿線住民とっ散らかりブログ

国道179号線沿線住民とっ散らかりブログ

楽器もできない音楽好きのおっさんが
中坊並みの文章力で書いてるブログ。
撮影地:伯備線・豪渓駅周辺、通称セリカカーブにて

最新号の週刊新潮、中川淳一郎氏のコラムが面白く、大師匠と呼べる先生に出会ったと。
その先生は最初の授業でこう切り出した。
これ、丸写しじゃなく記憶を思い出しながら書いてるので文章そのままじゃないですからね、
あくまで”ニュアンス”ですからね。

「ここにいるお前たちの大半は社会人になって満員電車に揺られて会社に通うことになるだろう。
鉄道会社にとって満員電車に乗ってる利用客は客とは考えてない。荷物や。
君たちはこの先ずっと満員電車に押し込められて通勤する、そんな一生でエエんか?」
この言葉がずっと頭から離れず、いつかは電車に乗らなくても生計を立てられるようにと発奮
ついに佐賀県に移住し、電車とは無縁の在宅ワークで生計を立てられるようになったと。

ここまでが導入(マクラ)ね、ここから本題に入ります。
GW期間中にしばらく瀬戸大橋線の電車を観察してました。
特に児島行普通・岡山着の3両編成の全部がギュウギュウでパンパン、大量の乗客が下りてくる。
で私も、瀬戸大橋線マリンライナーじゃなくて児島行普通(木見駅下車なので)を利用、児島方向はそうでもなかったが、問題は帰り。
木見駅乗車時もさほど乗客はさほどでもなかったが、茶屋町駅で大量の乗客
たちまち車内は立ち客だらけ、その後の各停で乗客は膨らみ、岡山到着時はご多分に漏れず
大量の乗客でホームも溢れかえる。
この時に自体が理解できました。宇野線です。
宇野線って、岡山直通する電車はないんです、全て茶屋町着で瀬戸大橋線に接続
大半が岡山行きに乗っていくのだが、日中は1時間に1本ペース、しかも2両編成!
しかもこの日のGW、宇野港でイベントがあったみたいで利用客が急増、それがそっくり
岡山行きマリンライナー(は通過駅も多い)児島発普通になだれ込む。

それが今日も宇野港でいべんとがありまして、当然利用客も多いことはJR西も分ってるはず。
ところがです、しれでもなお日中は1時間に1本ペースを”死守”、臨時が出るってこともなく
それも相変わらず2両のまま、乗って帰って来たのって宇野発から立ち客もパンパン
こんな岡山でもインバウンド客も多く、車内は外国人だらけ。
そんな外国人がどう感じて感じてたまでは知る由もないですが、たしかに宇野線は
”ハメ殺しで融通が利かないのは百も承知の上で”、です。


↑、こんな風に2編成が”かわりべんたん”、茶屋町~宇野間を往復。
茶屋町~宇野間が30分ほど、そこに1時間に1本ペースだから2編成で親和性がよく
ダイヤが組みやすいですね、構造的に。

だけどそれでエエんですかね?
1両足すのは難しいならせめて、イベント開催日くらいは臨時で2便くらい増発するとかさ、
↑の写真のように宇野線は2両2編成”ハメ殺し状態”なのは承知の上でです。そこは敢えてです。
宇野線の倍くらい瀬戸大橋線の本数があるんだから、そこで乗車率が緩和できるだろうに。
ここ最近のJR西のサービス低下、いや、”サービス劣化”は目に余る。
それもこれも転機は”コロナ禍以降”、ダイヤは減らすわ、編成数(連結数)も減らすわで
減らしてもエエんですよ、エエんですが「もう戦後ではない」じゃないですが
「もうコロナ禍じゃない」とは思いませんか?
一部、まだコロナ禍のまま引きずったままなところにサービスの劣化を招いてませんか?と。
乗客は「お客」とくらい思ってくださいよ、決して「貨物」じゃない。

そういう脇の甘さを放置し続けてるといつかは「利用客の鉄道離れ」が進む。
さすれば、乗客減→便数・車両数の減少からの乗客減から運賃値上げという
負のスパイラルを危惧します。
やるべきことをやらずにおいて、やれ「大赤時路線の廃止」をJR西の都合で持ち出すのは違うと思う。

ただ、「芸備線・新見~備後落合間を存続せよ」とは、よう言わんけどね。
そこはやむなしと思ってるので。m(_ _)m