今秋放送の「映像の世紀」が、桐島聡とカブって観てたら面白かった話 | 国道179号線沿線住民とっ散らかりブログ

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月曜日に放送された映像の世紀:世界が揺れた2つの年・1968と1989

話は、ヴォルフ・ビーアマン(ウィキペディア参照)を軸にして進んで行きます。

>ヴォルフ・ビーアマンという東ドイツの詩人がいる。政府を批判し、国外追放された人物である。
1989年、東ドイツ市民が自由と民主化を求めて立ち上がった時、ビーアマンはその象徴となった。
彼には娘がいる。国民的大ヒット曲「カラーフィルムを忘れたのね」で知られるミュージシャンのニナ・ハーゲン。
ふたりはベルリンの壁崩壊に大きな役割を果たした。
1968年と1989年。ふたつの激動の年をつなぐ勇気の連鎖の物語。

当時、デモが頻発したのはなにも日本に限った話ではなくて、欧米先進諸国は反戦
主にベトナム戦争反対で声を上げ、東欧諸国では時の共産政権、およびソ連・体制に対し
自由を求め抗議デモが頻発していました。
で、日本ですが元は日米安保体制に対し学生が政府を相手に抗議・安保反対声を上げたのが発端
だが、一部学生運動家が極左暴力集団と変貌、日本国内および外国でテロを行うようになり
よど号ハイジャック事件、あさま山荘事件、そして三菱重工ビル爆破などは政府に向けて
というより、日本国民に対し暴力で訴えるという形態へ。
世界各国デモが頻発してたとはいえ、それらは政府・共産体制への抗議であって
自国民を傷つけるようなことが起きたのは、ここ日本だけ。
それでは国民の支持・共感なんぞ得られるはずもなく、ただの自己満足・オ〇ニープレイ
でしかない独りよがりの幼稚で稚拙なもの。
それも元は共産体制への移行を目論み、テロを起こしたと思われますが
それから29年経った1989年、ベルリンの壁が崩れたどころか、共産体制の東欧諸国は
ドミノ崩しのように続々と民主化していく様を見て、かつての極左ゲリラに属した運動家は
どう見てたのか?が知りたいと、番組を観ていて思ったのでした。

ちょうどタイムリーな人が居たじゃない、霧島聡その人。





聞いてみたかったね、と思いつつ死去したという報道、もう聞けないと思ってたら・・・

「事件を起こしたことについて後悔」桐島聡容疑者名乗る男が死亡前の任意聴取で...爆破事件への関与ほのめかす話も


ここの「事件を起こしたことについて後悔」とは、爆弾で自国民を傷つけ死なせたことか
それとも。共産主義思想そのものが間違いだったのか?を聞きたかったね。
彼はベルリンの壁の崩壊とソ連解体を目の当たりにした時、その薄暗い住み込み部屋でなにを思ったのか?

ま、あの当時の学生運動ブームも一過性のビョーキみたいなもの。
当時の空気みたいなものを理解しないと断定はできかねますが、共産思想ってものが目新しく
斬新で、素晴らしいものに映ったんでしょうね。
信じられないが北朝鮮がユートピアに見えた事でしょうし、同一思想の者だけで屯すりゃ
そりゃ楽しいでしょうね、運動活動にも身が入り夢中にもなるって、
それこそ熱病に浮かされていただけという、知ってりゃ教えたくもなりますね。

近い将来、ソ連は崩壊しますよって。ま、信じないでしょうが。
信じるアタマが備わっていれば、最初からそんなバカげた運動なんてしてませんて、
ってか?(^O^)