「誤作動でボタンを押したんじゃないか?」という原因の第一報だったので、てっきり脚立などが
ボタンに当たって誤作動させちゃったとか、心理的に人間ってそこにボタンがあると押したい衝動に駆られる
バスの「次降ります」っていうアレ、なんならアナウンス喰い気味に押したいという欲求なのかな?
というのは冗談ですが、「無知以外になにがあるんや?」と思ってたところ、目撃者の証言で納得
消火装置誤動作4人死亡「火災報知器戻すのを見た」
ということですわ、/(-_-)\
私ね、アチコチの製造工業を渡り歩いた経験から思うこと。
就職して工場へ行くでしょ、その初日からコンコンと危機管理を叩き込まれるんですわ。
企業の大小はまったく関係ない、いの一番に『怪我をしない、そして絶対死なない・死なせないこと』
基本の基すぎて「それくらい知っとるわ!」となるが、しつこいくらいに叩き込まれる。
ある会社は2日半やりましたよ、当然就業日数にカウントされますから給料は出る。
コッチはなにも仕事していないのに、です。
労災事故なんぞ起こそうものなら後々労基がうるさいので、「絶対労災するなよ」という念押しでもありますが。
白状しますと、炭ガスの消火装置の存在は知りませんでしたが本職・内装工事屋さんなら存在くらいは
知ってるでしょう?
最近では、ルネサステクノロジーの工場火災、その少し前には旭化成の工場が燃える。
相次ぐ火災や事故、それも一部上場企業でも頻繁に起きるのもひとえに『現場カの低下が著しい』の
一言に尽きると思うんです。
目先のコストカット、熟練の高給取りの”正規社員の作業員”を減らし、非正規社員に置き換える
すると当然、現場を知らないトーシロの集団が仕事に当たる。
熟練ってのは、想定外のアクシデントに遭遇したときの対処・対応に大きな差が出るってことに
経営陣はそろそろ気がついたほうがいい。
火が出たときの初動、その前に火が出る危険性、怪我強いては死亡事故の可能性を察知する眼力
そして現場を改善、惨事を未然に防ぐ、それってね・・・火災・事故・死人が出てないから
当たり前のように刷り込まれる、それがタダって思っちゃうところに落とし穴がね。
タダでもなけりゃ、勝手に出来上がるもんじゃないことを忘れ、トーシロで固めてコストカットしてしまう経営陣。
全焼して・死人が出てから「安全はタダじゃないんだ」って後になって思い知らされる。
目先の人件費を渋った結果、その数倍もの損害を被ってしまうこともあると想定したほうがいい。
工場全焼ってその後、元に戻るまで何ヶ月かかり、稼働までの損失を考えると割に合わないと
思うんだけどなあ・・・ヽ(・∀・)ノ
『覆水盆に返らず』です(-_-;)
前フリが長くなりましたが、今回の事故もその「コストカットに裏打ちされたトーシロの集まり」
ではなかったかと思うんです。行けと言われて来て仕事してた。
そこに炭ガス消火装置の存在と危険性、無知ってのが自らの死に直結してしまう、ということを感じた次第。
数年前、「私は知りませんでした」と、自分から無知をひけらかして私に噛み付いてきたアホが
いたんですが、無知なことを自慢してくるって『アホの中のアホ』だと痛感しましたね。
この事故に関して「消防設備管理責任者はいなかったのか?」と言ったコメンテーターがいましたが
そんなの、このメンバーにいるわけないじゃないですか!
その分、時給が上がってしまうんですから、十円でも時給をケチろうと血道を上げて人を使ってるのに
消防設備管理責任者資格を取得した『ザブングル加藤』みたいな人がいれば確実に、このような惨事は
起きなかったですけどね。
存在を事前に知っていれば、誤作動を起こさないよう工事前に電源を切っておく、
それができないのならば、緊急停止ボタンの存在を確認しておくこと。
報道では万が一、誤作動しても20秒以内に起動スイッチ横の停止ボタンを押せば止まる構造に
法令で決まってるんだって。
仕事前に打ち合わせもなし、なので炭ガス消防装置の存在も。危険性も知らず、だからだろう
よりによって火災報知器を全くのトーシロの無資格者が外し、取り付けイジる。
そりゃ誤作動するわな、もっというと
『これで作動しないほうがおかしい、作動しないとしたらそりゃ不良品だわ』
ニュース映像で久しぶりに見たわ、緑色の炭ガスのボンベ、しかも5本も並んでる。
溶接機の横にあったわ、「半自動溶接機」。ワイヤー状の溶接材が酸素に触れないよう溶接中、炭ガスで遮断しながら引っ付ける、そんな横に緑のボンベ、スペアと合わせて2本、現場に置いて
あったことを思い出し、懐かしく感じました。(^-^)
この事故ではあまり同情できないね、責任者がタコすぎ。
そして類似の事故が数ヶ月目にも起きてて2人死んでるっていうじゃない?
無知はアホですが、アホで済むならまだいいほうで、無知は死ぬ危険性が増える。
起こるべくして起きた事故、このような防ぐことも容易な事故を簡単に起こしてしまう
日本の現場力・日本のものづくりってのは「地に堕ちた」というのも、決して言い過ぎではないと考えます。
m(_ _)m
