昨日の放送回だったんですけどね、ま、NHKですから再放送はあります。
歴史秘話ヒストリア「スーダラ節が生まれた」7/7(火)15:08~15:55
歴史秘話ヒストリアといえば、戦国時代か江戸か明治維新が多いんですが
昭和は稀で、大抵は戦中だったりするんですが、珍しく昭和でも高度成長期。
ここで植木等を取り上げたのはタイムリー、NHKにしてはファインプレーだったなと。
スーダラ節の歌詞に「♫わかっちゃいるけどやめられない」というのは、人間の本質を突いてて
どうも今の時代は、「そのことを忘れてやしませんか?」と思うんです。
落語に出てくる主人公に、まともな人はほぼ出てきません。
どこもかしこも欠陥だらけのポンコツな人を描くのがほとんど。
立川談志曰く「落語は業の肯定」と言ってます。
だからって、アル中や変なクスリ、『W部』の”買う”を肯定してるわけじゃないですから
誤解なきように。m(_ _)m
植木等の父は、浄土真宗の僧侶、日中戦争時に出兵していく若者を送り出すときに
「できるだけ相手を殺さず、生きて帰ってきなさい」と言って憲兵に捕まったことがあり、
息子にも「人は生まれながらにして平等」ということで『等』とつけたくらいで。
スーダラ節を出すにあたり、植木が「歌いたくない」と言い出した。
住職の息子が、このような自堕落な男の歌を歌っていいものかを悩み、それを父親に打ち明けたら
「わかっちゃいるけどやめられない、それは親鸞聖人の教えだ」と、賛成してくれて
レコードを出すことができたというエピソードでした。
クレイジーキャッツといえば、スーダラ節より好きなのがコレ ↓
『だまって俺について来い』
とっても歌詞が素敵。
>銭のない奴は俺んとこへ来い
俺もないけど心配すんな
見ろよ青い空 白い雲
そのうちなんとかなるだろう
俺もないけど心配すんな(笑)続いて”見ろよ青い空 白い雲、そのうちなんとかなるだろう”って、
なんの問題の解決になってやしない。(^O^)
が、この時代”そのうちなんとかなるだろう”って実際、なんとかなった時代だからね。(^-^)
高度経済成長時代だから、多少しくじってもどうにかなった時代で、この時の映画も
『無責任時代』主人公の植木等が、のらりくらりと仕事をしてるんだか、してないんだが、
”運だけで”事がトントン拍子で転んで出世していく。
まるで『課長島耕作』みたいな”ご都合主義的物語”なんだが。(・・;)
転じて今は、一度でもしくじると這い上がるのも困難で、なんとかならない世知辛い時代。(-∧-)
なぜ今、スーダラ節がタイムリーなのか? これを見つけました。
ガラスが反射して見にくいですが『築地本願寺』といえば、ウチと同じ浄土真宗
『人間みんな裁判官、他人は有罪、自分は無罪』
言い得て妙ですなあ。(*゚▽゚*)
すごく腑に落ちました。
自粛警察、今は『マスク警察』って言うらしいね。
マスクをせずに出歩く人を見つけては注意、いや、”因縁”をつけて回るってタチの悪い輩が
幅を利かせてるらしいね、少し余談ですが・・・
私ね、アトピーを公言してますが、マスクするでしょ、するとね・・・
顔の上で擦れる、触れるだけで触れた箇所が痒くなるんですわ。(>_<)
なので、できるだけしたくないのと、カブに乗ってると顔を掻くと片手運転になるのが嫌でねえ・・・(T_T)
店舗など、人目に触れる場所オンリーで勘弁していただけませんかね?m(_ _)m