藤原正彦 著 『大いなる暗愚』 | 国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

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楽器もできない音楽好きのおっさんが
中坊並みの文章力で書いてるブログ。
撮影地:若桜鉄道、八頭高校前~因幡船岡駅間


前作(といっても、そちらのほうが新しいんだが)が
とても読みやすく、合点がいく内容が多かったので旧作を
見つけたので、また読んでみた。
短編で簡潔なので、短時間でイッキに読めて先月取り上げた
難解な文章の「武田砂鉄」と比べても、スッと頭に入る。

少し前のエッセイ(2010年前後)なんで、政治経済の話だと
賞味期限切れの題材もあったのだが、ちょうどいまタイムリーな話を
一つだけ取り上げましょうか・・・

『惻隠の情』というタイトルで、あまり耳にすることがなかった
『惻隠の情』とは・・・

「他人のことをいたましく思って同情する心」とでも言うのかな?
いま時の人、藤井四段が話題の将棋、中継を見てて「?」と思うのが
終盤、相手が「負けました」頭を下げて投了、勝った方も頭をかしげ
一見、どっちが勝ったかわからないほど「ブスッ」としてる。
負けた人への気持ちを慮って、嬉しさをひた隠しにしてる。
それが『惻隠の情』ってやつらしい。

この真逆の横綱が全くの不人気だったのを覚えてますかね?
その名は『朝青龍』、負けている相手にダメを押して突き飛ばす
土俵上で派手にガッツポーズを取るなどの振る舞いが横綱としての
品格に欠けるなど、横綱ながら思いっきりのヒール役でしたね。

その点で言うとですね、コレまた話題の卓球がですね・・・
前から気になってたのが、一球決まるごとに大声で「サー!」って
絶叫する(大きなリアクション付き)のは、いかがなものか?
って、ずっと思ってた。
1セット奪取でのガッツポーズはいいとして、一球ごとの
ガッツポーズはやりすぎじゃね?
そんな疑問もあって、あまり卓球の試合も見ないんです。

ココまでが、マクラね・・・
いいたいのは『サッカー』での試合、それも先日、乱闘騒ぎのあった
ACLのやつです、韓国チーム相手にしたアレ。
サンデー・モーニングで、張本のオッサンが浦和の選手の行動が
相手を挑発したんじゃないか?発言に、一部炎上してるみたいですね。

サンデーモーニングで張本勲氏「(浦和の)態度が良くない」

サッカーは詳しくないんで、選手の名前まではわからないんですが
一番悪いのは、先に手を出した済州の選手ですよ、それは間違いない。
(`・ω・´) 
だけど映像を見る限り、ガッツポーズやら喜び合ってるのが
相手チームのベンチの真ん前でやってたように見えたんですが・・・
書き込みを見てみると「野球もホームラン打っただけでハイタッチで
出迎えるな」ってありましたけど、たしかに相手ベンチの真ん前で
やったら、そりゃぶん殴られて当然ですが、あくまで離れた自分トコ
のベンチ前ですからね。

日本も大戦前、満洲を取ったことに米が怒って、鉄や石油などの資源を
止められ、挙句にハル・ノートと突きつけられ挑発に乗っちゃった。
で、いまでもブー垂れてるじゃない?
どの国だって、あそこまで挑発されたら暴発もするでしょ?って。
それがあのサッカーの試合、先に手を出したほうが悪いのは明らかだが
戦前の日本に対する米の対応みたく、浦和も相手を挑発する行為は
一切なかったですか?
戦前の米は悪い、朝青龍の態度も悪いけど、先日の浦和は一切悪くない?
って自信を持って言えますか?ってこと。

そこに少しでも相手に対して『惻隠の情』があれば、あのような
乱闘騒ぎはなかったかもしれない。
それと気になったのは、相手が韓国のチームでなかったら
コレほどの大騒ぎになっていたかどうか・・・
前科があるから、韓国が手を出してきたから「あー、ヤッパリな」と
なるんで、仮に欧州や南米のチームだったらどうだったか?

暴力を振るわせないというのも実力の一つだとしたら、浦和には
そこまでは備わってなかった、ホンの少しだけでもいい日本らしさの
『惻隠の情』が少しでも備わっていたならと思うと・・・

試合には勝ったが、なんとも後味の悪い勝ちではあったようです。

いつでも褒められたいニッポン、どこかに驕り高ぶりが元で
足元を救われなけれないいと思う今日このごろ・・・(´・ω・`)