本の内容は、大きく分けて3つ
1:ワーキングプア・追い出し部屋
2:グローバル企業
3:介護バブル・アベノミクスの功罪
読んでいて、ドンヨリした気分になります。
明るいことは一つも書かれていない、負のオーラ満載です。
上記の3つを書くと、非常に長くなるってしまうので、
「追い出し部屋」だけを取り上げたいと思います。
失業率は景気がいい?せいか、現状は低下傾向ですが
隠れ失業率といいますか、企業内失業者をリストラさせたいために
仕事自体を取り上げる、無理難題を吹っかけるなど
数々のいやがらせ?を仕向けて、自ら「退職したい」と
思わせる場所が所謂「追い出し部屋」
朝日新聞が書く事なので、ある程度割り引いて読んだほうが
いいのかもしれませんが、ちゃんとウラは取ってあるみたく
堂々と企業名付きで取り上げています。
手口は大体同じようなもの。
取り上げられていた実企業名を書きます。
パナソニック、リコー、ノエビア、日通、NEC、ソニー、朝日生命
大京、ベネッセ、コナミ、東芝(姫路工場)、日立・・・
こう言ってはなんですが、「どれもピークを過ぎた企業」に見えます。
この中で残るれのは、日立・・ちょっと落ちて東芝、日通ぐらいかな・・
あとはダメでしょ、フェードアウトしていって、残ってればめっけもん
ってとこでしょう。
少子化の影響をモロに受けたのが「ベネッセ」、大人向け教材を
いくら売ることができるか?でしょうし
大京のマンション?、リコーのコピー機?
ノエビアって、DHCなどの格安化粧品にやられっぱなしで打つ手なし。
NECって今何作ってるの?仲介で細々とやっている印象。
ソニーはゲーム機だけで、金融の方が今や本業のよう。
コナミにいたっては「まだゲームソフト作ってたの?」
ヒット商品なんて、ここ何年もないでしょ?
そして大きくページを割かれてたのが、パナソニック。
正直、「売れるもん、蓄電池以外に何かあるの?」
事業部自体、売れるもんは片っ端から売ってたもんね。
まるで自分から、タコの足を自分で食ってるみたいになりふり構わず。
結構利益が出ていたと思うんだけど「ヘルスケア事業」まで
外資ファンドに売り飛ばしてしまって、実際何が残ってる?
蓄電池と松下電工ぐらいしか、稼げる部門がないような気がする。
松下幸之助氏は生前「松下はモノを作っているんじゃない
人を造っているんです」みたいなことを言ってたと思うんですけど
社名を「松下電器」から「パナソニック」に変えた時ぐらいから
幸之助氏の遺訓は綺麗に忘れ去られ、とっちらかってきた感じがします。
そもそもリストラってのは「再構築」って意味で、一旦壊すも
作り直して配置転換なりを施してもう一回、浮上の備えを作っておくもの。
ですが、パナソニックがやっていることは、ただ壊すだけで放置。
そら、固定費が減るわけだから、一時は黒字は出ますよ、ホンの一時だけ。
ですがそのまま放置するだけならジリ貧、いざ好機が到来しても
飛べやしませんよ、壊しただけで何の準備もしてませんから。
ジリ貧だからまた身売りする、そして身が細るだけ。
要は次の一手が打てない、見えない、思いつかない。
そのしわ寄せが、末端の従業員がとばっちりを受けているのが現状。
そして経営陣は「円高が悪い、法人税が高い、固定費が嵩みすぎる
景気が悪いだの、少子化」だのと、世の風潮のせいにしたがるが
一番の原因は「お前ら経営陣のセンスのなさじゃぁ!」と言いたい。
センスのない経営者に限って「円高」という言葉をを免罪符にする。
ユーロ高になろうが「ヴィトンのバッグにロレックス、フェラーリに
ポルシェ」は売れとんのじゃ!ボケ!
人を切るだけなら誰だって出来る、私だってできる。
そんな政治家に擦り寄って、便宜をお願いするだけでセンスの欠片もない
人を切るだけしか能のない経営者は即刻、退陣してもらいたい。
居座り続けられては、企業にとっても日本にとっても害にしか
なりませんから。
