前にも書いたことがあるので、重複したらすみません。
『六本木ヒルズ』を知らない人はいないでしょう。
その「六本木ヒルズ」という建物、自己完結しているんです。
どういうことか?
東京ガスの都市ガスを使って自家発電をしています。
その電気ですべての電力を賄っていて、発電時に出る温水は
温水や空調に使っているので、発電所みたいに電気だけを作って
その時の蒸気や温水がほとんど捨ててしまっているんです。
少し前の話ですが、震災直後に東電が計画停電した時がありました。
そんな時でも、六本木ヒルズだけは光々と光っていたのを見たからか
は知りませんが、ご近所さんの希望で極々近所に電気を分けて
あげたそうで、そんな時でも東電は送電線を使われることを
渋ったと聞きました。
分けてあげられるということは、供給能力という部分で全フロア
供給しても余剰電力が出るということです。
ビルに限らず工場など、製造時などで出る熱などを利用して発電
している設備が少なからずあります。
それが埋蔵電力です。
その電力を、既存の送電線でいつでも送電できるように
「発送電分離・電力自由化」を進めては?というのが持論です。
現状では、送れないことはないですが送電する場合
「何月何日何時からいつまで、OOkwhの電力をOOから
OOまでに送電したい」と、管轄の電力会社にお伺いを立てて
許可が出ないと送電できないことになってます。
しかも使用料が発生し、それが結構高いらしく
事実上、送れないようなことになっているのです。
そんな電力が概算で3000万~5000万kwh程
埋もれているらしく、原発一基100万kwh前後ですから
何基分なのだ?ということです。
これだけあれば、自然再生エネルギーもこれ以上いらないかもしれない。
原発推進派の気に入らない物言いの一つに「現地の雇用に貢献している」
という言い方がありますが、私には詭弁に聞こえます。
福島原発しかり柏崎の原発にしたって、これらの原発で発電された電気は
地元に落ちることはありません。
すべて『東京のため』に送電されるのです。
そのことを鑑みると「お前ら貧乏人は、つべこべ言わんと
わしら東京人のために発電しとったらええねん。
仕事を与えてやって、こちとらそれなりの給料と補助金出しとんねん。
これ以上何を贅沢言うとんのや、コルァ。」
地元民の頬を札束で叩いているような所業、その「都会人の奢り」が
この発言の根底にあると思わずにはいられないのです。
そしてこの長距離送電が効率が悪い。
理科の実験でもやった記憶があると思います。
電池で豆電球点灯させたときにリード線が熱を持ちませんでしたか?
これと同じことが高圧電線にも起きています。
送電のロス、電線内で熱に変わってしまい、発電時の10%弱が
目減りしているんです。
原発一基分100kwhだとすると、東京に到着するまでに
10kwh以下目減りしてしまっていることになります。
そういう点では、遠くにデッカイ発電所作るより
小さいながらも消費地に沢山作るほうが
送電効率という意味では有効ということになります。
つづく・・・